公募こぼれ話01

1994年4月、島根県桜江町から一本の電話。
ぼくが描いたかっぱのキャラクターが、最優秀賞に選ばれたらしい。
「やった〜〜〜っ! オレのかっぱが日本一〜〜〜!?」
ちょうど、妻も義母も義弟も居合わせて、みんなで喜んだものである。
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この絵を描いたのは、締め切り当日であった。
それまでにも何回も描いてみるが、どうも気に入らず、
ほとんど、あきらめかけていた。
2月28日、当日消印有効の日の朝、これが最後とばかりに、
インク瓶のスポイトで直接描いてみる。
ワットマン紙がはじく性質を持っているため、線が不規則になり、
面白い効果が出た。
「お〜! これだ!」
小さく描いた絵を拡大コピーして、カラートーンで色をつける。
(当時はまだ、パソコンがなかった・・・)
そして郵送する。まさにぎりぎりだった。

これが、ぼくの公募での初入賞である。
ちなみに賞金は10万円。いやあ、うれしかったなあ。
で、5月に町の40周年記念式典があって、
そこでキャラクターの発表と表彰式をやるという。
ご招待というので、喜び勇んで羽田から飛行機で旅立ったのでアル。
島根県は初めてであった。

つづく


Que Sera Sera  Doris Day
by tobelune | 2012-03-07 00:18 | 思い出 | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


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