イメトレのちから

5年前、消防署で救命講習を受けたことがあるんです。
(前に「ごくたま」に書きましたが)

例えば、突然人が倒れたら、119番に連絡しますよね。
でも、救急車が来るのに平均で6〜7分かかるそうなんです。
その間、ただ見守っているだけの場合と、
すぐに心臓マッサージや人工呼吸をした場合では、
生存の確率がかなり違ってきます。
ちょっと覚えれば、誰にでも出来ることなんです。

でも、5年も経ったら普通忘れるじゃないですか。
なので昨日、再び救命講習を受けたわけです。


5年ぶりに、人形を相手に心臓マッサージや人工呼吸をする。
そしたら、消防署の講師の方にほめられた。
「あなた、うまいですね。
 やったことあるんじゃないですか?
 そうでしょ? わかります。動きにムダがないです」
ベタほめされて、照れながらもうれしかった〜!


体で覚えたことは、なかなか忘れないもんです。
でも、実は、ぼくにはもうひとつ、ヒミツがあるのでした。
それは、イメージトレーニング。
ときどき、例えば電車の中とか、街を歩きながらとか、
倒れている人がいたときの想像をします。

まず声をかけ、意識の確認をする。
意識がなければ周りの人を呼び、119番に連絡してもらう。
AEDを探してきてもらう。
呼吸の確認をする。
呼吸がなければ、ただちに人工呼吸、心臓マッサージ
・・・という具合に、できるだけリアルに想像していく。

これをくりかえしてたので、実際に練習しなくても、
案外ちゃんと出来たのでした。
イメトレ、おそるべし(笑)。


本当に倒れている人を見たら、
ぼくはきっと、びびりまくるに違いないのです。
だけど、それでももしかしたら、体が勝手に動いてくれて、
ちゃんと救命できるかも・・・
可能性はゼロじゃないですよね。


もし、興味を持たれた方は、
最寄りの消防署に聞いてみてください。

あ、べつに、いい人ぶってるわけじゃなくて・・・
ぼくだっていつ倒れるかも知れないし、
そこは、お互い様という感じで。



You Raise Me Up  Celtic Woman
Commented by pommechan at 2012-10-23 21:30
私もイラストルポの仕事で救命講習受けたことあります。
でも、今はイメトレで、この中にお医者さまはいらっしゃいますか?となぜか真矢みきのような声で、言ってしまいそう・・・
Commented by tobelune at 2012-10-23 23:26 x
なるほど、それもひとつの方法ですね。
要は、自分に何ができるかを考えるってことだもんね。
真矢みきってのがポイント?
by tobelune | 2012-10-23 08:30 | その他 | Comments(2)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


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