えほんファイル020

「ねえねえ,もういちどききたいな わたしがうまれたよるのこと」
 ジェイミー・リー・カーティス/作
 ローラ・コーネル/絵
 坂上 香/訳

図書館で手に取って見るうち、うるうるになってしまったという、
ぼくの中での「輝けベスト1☆」の絵本!!
当時の感想。

「主人公の少女が、パパとママに何度も聞きたがる、
自分が生まれてきた夜の話。それは、なんともにぎやかで、楽しくて、
てんやわんやのエピソード。
笑えるエピソードばかりなのに、なぜか泣きそうになってしまう!
自分の子育ての思い出とオーバーラップするせいでもあり、
この少女がいかに愛されてきたのか、容易に想像でき、
本当に幸せな家族だなアと思うから、泣けるのです・・・」

この絵本、何度読んだことでしょう。
細いペンタッチの絵に水彩で着色されていて、軽妙でユーモラスな絵。
何度も見てるうちに、
「ああ、これはきっとこの子のお誕生日なんだ!」と思う。
誕生日の夜に、彼女はパパとママに話をねだる。
もう何度も聞いてすっかり覚えているお話。
「こうだったんでしょ?」「うんうん」
「それで、こうしたんでしょ?」「そうそう」

親子3人と犬で星空をながめて・・・
シアワセ感に満ち満ちている絵本です。

ちなみに、
絵本「あたしのサンドイッチ」の見返しを写真アルバムにしたアイデア。
あれは、この絵本からヒントを頂いたものです。
ばらしちゃった。あはは。



My Favorite Things  Tony Bennett
by tobelune | 2012-11-05 00:11 | えほん | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


by tobelune