2013年 02月 14日
ネコの魔性?
真夜中にフト、眠りから覚めて。
薄暗い部屋の中で、テーブルの上にkikiの姿が浮かび上がる。
うちで飼っている白い猫。
ちょこんと座ったポーズで、耳をしきりにぴくぴく。
時々、口が開いて、閉じて。
また開いて閉じて。
が、声はない。
まるで、言葉を話す練習をしているみたいだ。
しばらく観察していたら、目が合った。
普段なら目が合えば「ニャ〜〜」と鳴くのに、ただ黙って
じっと、こちらを見る。
テーブルの上から、ぼくを見下ろしてくる。
暗くて表情がよくわからない。
つりあがった、まっ黒いアーモンドの目。
ひたすら黒い目で見下ろしてくる。
それがコワイ。
心を見透かされる気がして、背筋がぞぞっとした。
kikiじゃない、別の生き物みたいだ。
魔性のもの?
心臓が、どっどっと早くなる。
これは夢なのか?
夢を見ているのか?
あとは、分からない。
また眠りに落ちたのだろう・・・。
翌朝。
kikiは、フツウのかわいいネコに戻っている。
「ニャ〜〜〜ン」と甘えて来る。
あれは、ぼくの錯覚だったのだろうか?
リクエストにお応えして。
「お早ようございますの帽子屋さん」から「ねこの森には帰れない」
谷山浩子
薄暗い部屋の中で、テーブルの上にkikiの姿が浮かび上がる。
うちで飼っている白い猫。
ちょこんと座ったポーズで、耳をしきりにぴくぴく。
時々、口が開いて、閉じて。
また開いて閉じて。
が、声はない。
まるで、言葉を話す練習をしているみたいだ。
しばらく観察していたら、目が合った。
普段なら目が合えば「ニャ〜〜」と鳴くのに、ただ黙って
じっと、こちらを見る。
テーブルの上から、ぼくを見下ろしてくる。
暗くて表情がよくわからない。
つりあがった、まっ黒いアーモンドの目。
ひたすら黒い目で見下ろしてくる。
それがコワイ。
心を見透かされる気がして、背筋がぞぞっとした。
kikiじゃない、別の生き物みたいだ。
魔性のもの?
心臓が、どっどっと早くなる。
これは夢なのか?
夢を見ているのか?
あとは、分からない。
また眠りに落ちたのだろう・・・。
翌朝。
kikiは、フツウのかわいいネコに戻っている。
「ニャ〜〜〜ン」と甘えて来る。
あれは、ぼくの錯覚だったのだろうか?
リクエストにお応えして。
「お早ようございますの帽子屋さん」から「ねこの森には帰れない」
谷山浩子
by tobelune
| 2013-02-14 08:01
| ねこ
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