夏だね

昨夜、自転車で出かける。
坂道が苦しくて、降りて歩いてたら、
道の上に小さな黒い影が動いた。

もしや・・・
とよく見たら、まさしくカブトムシの雄である。
久々に見た!
やっぱりかっこいいよ!!
少年の憧れだよなあ。
つかまえて自転車の前カゴに入れて走り出す。
「飛んで逃げたら、それでもいいや」

ところが逃げない。
金網をゴソゴソ這い回り、上のへりまで行くが、
飛ぶ様子はない。そのまま。
「飛ばないの? ん〜〜・・どうするかなー?」
軽い気持ちでつかまえただけで、飼うつもりはない。

どこかで子どもに出会ったら、あげちゃおうと思ったが、
子どもがいない。夜だしね。
ま、いいや。
このままずっといたら、帰りに元の場所で放してあげよう。
あの辺は林があるから、暮らしやすいのだろうな。
とか考えていたのだが。

駅前の明るい所へ着いたら、
明かりに誘われて飛んでっちゃった・・・。
あ〜あ〜・・・
飛んで火にいる夏の虫、じゃないけど、
アイツ、大丈夫かな?

つかまえるべきじゃなかったか。
都会に連れて来ちゃったぼくが悪かった・・・。
カブトンよ、どうか、ゆるしてくれ。
なんとか、どこかの林を見つけてくれ。

無事を祈る。





Blue Moon  THE VENTURES
by tobelune | 2013-08-06 07:28 | その他 | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


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