本はどうやって作られるか 3

つづきです。

この日、なぜか、たまたま持参していた小さなスケッチブックがあって。
見せるつもりはなかったのだけれど、
絵本「コブタカレー」のミニラフが描いてあったのです。
表紙をちらっと見せてしまったら、
「コブタカレー? なになに?」
みんなが興味を持ってくれたのでした。

それならばと、読んでみた。
ていうか、本当に小さなラフで、文字も細かくて読みとれない。
で、アドリブでしゃべって話を進めて行った。
そしたら、コレが、予想外にウケたのです!!
爆笑の渦が巻き起こる。
「え?  そんなに面白いの?  ・・・ほんとに??」
うひゃ〜〜♥︎

「コブタカレー」は、3年くらい前に何回も作り直していた作品で、
途中で暗礁に乗り上げてしまい、そのままになっていたのである。
直しても直しても良くならず、イヤになってしまったのであった・・・。

それが今回、こんなに笑ってもらえたことで、自信が湧いてきた。
がぜん、やる気が出てくる。
「よし、もう一度、初心に戻ってやってみよう!!」

そうだよ。本は、こうして作られるのです(笑)。





ああなんてやわらかいんだろう   gontiti
by tobelune | 2014-08-04 07:20 | えほん | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


by tobelune