秋も急ぎ足 3

「ドーナッツ」の挿し絵、3点めまで描き進めていましたが、
作家さんの方から、
「私のイメージは、こんな感じ」という申し出がありまして。



ぼくは、お兄さん風のドーナッツ屋さんを描いたのですが、
ばりばりの江戸っ子親父が、かわいいドーナッツを売るという、
アンバランスな面白さを出したいとのことで・・・
屋台も、かわいいものより、おでん屋さんの屋台みたいな
古びた感じがいいと。
(もちろん、作家さんのイメージが一番大事なので、
言っていただけて良かったです)

てなわけで、2点めからの描き直し。
おでん屋さんの屋台の資料を探し、ドーナッツ屋に改造、
さらにちょっとした味付けを。
なにしろ、不思議なドーナッツを作るんですから、
どこか謎めいた雰囲気があった方がいいかもと・・・
そして、ドーナッツ職人は、思い切りオッサンにしました(笑)。
寿司屋の方が似合うようなキャラだなー。ははは。

で、昨日、2点めを仕上げました。
渋めの色で屋台を彩色して、背景も秋っぽくして、完成!
最初の絵と並べて、比べてみると・・
「おお、ぐっと良くなってる!」
絵としての完成度も上がったようです。
よしよし。





















by tobelune | 2015-09-29 12:20 | イラストレーション | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


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