望月さんの思い出

このところ、楽しい事と悲しい事と、両方あって。
気持ちの整理がつかず、モヤモヤしていました・・・

ひとつは、北海道に住む友人、望月さんの事。
(ぼくのMacの師匠Mさんとして、何度か書いたことがあります)
奥様から電話があり、久々でうれしくて明るく挨拶したら、
望月さんが亡くなられたと・・・
あまりの事に、言葉を失いました。



息子の保育園つながりで知り合いました。
2階の出窓に、煙を吐く大きな汽船のオブジェが置いてある家が近所にあって、
「面白いなあ・・どんな人が住んでるんだろう?」
って、妻と話していた。
それが、望月さんの家でした。
そういうオブジェを作ったり、CGイラストレーションを作ったりする、
プロのクリエイターが、こんなにすぐ近所におられたとは!

すぐに、家族ぐるみで仲良くなりました。
しばしば、お宅におじゃまして、Macを触らしてもらいました。
CG制作中の現場を見せてもらったりするうちに、
ぼくもMacが欲しくなり、購入。(20年ほど前の話)
もちろん最初は、何をどうすればいいのやら、さっぱりです。
望月さんは、そんなぼくにMacのいろはを教えてくれたのでした。

「最初の一ヶ月は、とにかく毎日、Macを触ること!
 なんでもいいから、やってみる。
 毎日やらないと、忘れるからね?」

「デスクトップ画面があるでしょ? これを机だと思ってください。
 フォルダは、机の引き出しに当たるわけです。
 フォルダの中にさらにフォルダがあって、その中にファイルがある。
 これは、引き出しの中に封筒があって、その中に書類があるって事・・」

「イラストレーター(アドビのソフト)は、切り絵である!
 いろんな形の色紙を作って、上に重ねていく感じだよね」

師匠の言葉は、的確かつ分かりやすくて。
(時には、缶ビール片手に講義を受けたりしたものです)
基本をしっかり覚えることができたのは、望月さんのおかげでした。
今でも、感謝と尊敬の気持ちで一杯です。


つづく















by tobelune | 2015-10-21 13:10 | 思い出 | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


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