くるくりゅの売り込み話 1

「くるくるです」「くりゅくりゅです」
「二人合わせて、くる&くりゅでーーす!」
「ここんとこ、出番多いね。人気者やな。また、会議なん?」
「ちゃいます。きょうは、売り込みについてのお話」
「あ、新聞に入ってるアレやね?」
「それは、折り込み」
「刑事さんが、電柱の陰でアンパン食べてる・・」
「それは、張り込み」
「え〜と」
「もうええから。絵本作品を出版社に持って行って見てもらう、
あの売り込みですやん。わかってるくせに」
「あはは、あの売り込みね。あー、アレは、いつ行ってもキンチョーします。
どんなに自信があっても、出版社に入ったとたんに消えてしまうねん(笑)」
「そやろ? それでな、こんな話を聞きましてん」
「どんなん?」
「ある編集者さんから聞いた話。
作品を見て下さいと電話が来て、では何日にと約束しますやろ?
当日になると、もう、朝からソワソワ・・・
時間が近づくにつれ、胃が痛くなるんやそうです」
「そ、そんなに?! 見せてもらう方も、そんななん?」
「そう、実は、編集者さんの方も、大変キンチョーしてるわけです。
知らんかったやろ?」
「初耳です。へえ〜〜?」

つづく
























by tobelune | 2016-02-27 13:13 | えほん | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


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