2017年 10月 30日 ( 1 )

雪山を歩く 2

25日のつづきです。

立山室堂でバスを降りた人々は、さらにバスを乗り換えて
黒部ダムの側へ向かうのか?
それとも、バスターミナルすぐ隣のホテルに泊まるのか?

この雪で真っ白、霧で真っ白な中を歩くのは、息子と私の二人だけでした。
「←みくりが池温泉」の道しるべを頼りに出発。
ターミナルの建物を離れると、本当にもう、
どこもかしこも白一色。
写真にも撮りようがありません。
こういうのを、ホワイトアウトって言うんでしたっけ?
(もしもの時、ケイタイは圏内だろか?)


かろうじて、道なりに張ってあるロープだけが、二人を導いてくれます。
心細い。
寒い。
立山は雪らしいと知り、前日にダウンジャケットを買ったのですが、
ほんと、着て行ってよかった〜。
山靴も、はいててよかった〜。
25分ほど歩くと、眼下に、みくりが池が見えました。
「ということは・・・もう近いはず」
「あれじゃない?」
息子の指差す方を見上げれば、そこに、
山小屋「みくりが池温泉」が灰色の影となって見えました。
「あそこだ〜♪」


❄︎


部屋に落ち着く間もなく、さっそく温泉に入ります。
何と言っても、ここが、日本一高い天然温泉だというので宿を決めたのです。
(値段じゃないですよ。標高がです)
もちろん、源泉掛け流し。やや白濁のお湯です。
息子、やにわに湯を口に含み、
「うえっ、まず! 昔行った宮城の温泉と同じ味だ・・」
まったく、コイツは(笑)。味で記憶してるのか。
私も飲んでみます。
「う、酸っぱい。変な味・・」
でも、飲めば、体に良いかもしれない。
(観光化された温泉によくある効能書きが、ここにはありません)

大きめのガラス窓から眺めれば、いつの間にか霧は晴れて、
雪山の合間に雲海が見え、オレンジから暗い青へのグラデーションの空。
日が雲海に沈んだ直後だったのでしょう。
「そうか、ここは雲より上なんだね、すごい!」
はるか左上に、細い三日月が見えました。

「今夜はきっと、星がよく見えますね」
後から来たひとりの客が、つぶやきました。


❄︎


夕食は、食堂に集まって頂きます。
品数多く、けっこう豪華な夕食でしたが、さらに、
「白エビのお造り」と「行者ニンニクの醤油漬け」を追加。

白エビのむき身に、イクラが掛かっています。
白と赤のコントラストが、奇麗。
「醤油付けるのかな?」
「まずは、そのまま食べてみれば?」
と息子が言うので、そのまま頂きます。
「おお!」
白エビのほのかな甘さとイクラの塩気が合わさって、いい感じ。
美味い。

グラスビールを頂きます。
なんでも、高山ではビールに酔いやすいのだとか・・
気圧の関係??
なので、少量にしておきました。
(2000m級でも、軽い高山病になる人もいるそうです。要注意ですね)


明日は、晴れそう。
ここで2泊するので、明日はゆっくりと室堂一帯を歩くつもりです。

つづく





















*

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by tobelune | 2017-10-30 08:08 | 旅るね | Comments(0)

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