おやすみ

なぜか、ふっと思い出した昔の事。

小さい頃は、夜9時には寝かせられたものです。
母さんと同じ布団に入って。となりには、父さんと兄さんの布団。
父さんが電気を消します。
真っ暗な中で、しばらくは話し声が続きます。
そして、さあ寝るよというとき、必ずしてくれる小さなお話がありました。
それを思い出したのです。


カニが歩いていると、道に炭が落ちていました。
「おや? こんなところにスミがあるぞ?
 おやスミ・・・」


たわいのないダジャレ話でしたが(笑)、
これを聞いて、安心して眠りに落ちたのでした。
平和な日々のひとコマ。





















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# by tobelune | 2017-09-22 11:25 | 子どものころ | Comments(0)

栗ひとつ

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栗林の前の道で、栗の実をひとつ拾いました。
とても奇麗です。こぼれ落ちたばかりだったのでしょう。神様、ありがとう(笑)。
家に帰って、包丁で皮をむき、渋皮もきれいにむいて、そのまま食べました。
コリコリと歯ごたえがあり、美味しい。



「生栗、食べたことある?
 栗って、生で食べられるんだよ?」
道子ちゃんは、そう言って笑いました。
結婚してすぐの頃、気仙沼の近くの山に行ったときのことです。
青空の下、栗拾いをして、彼女がひとつむいて手渡してくれました。
ナマで食べられるなんて・・思ってもみないことでした。
白っぽい黄色。いかにも固そう。
齧ってみると、コリリ、ポリリ・・・なんか面白い食感。
噛み締めると、ほのかに甘い。

そういえば、お猿が木の上で栗を齧っている映像を、何かで見た気がする。
栗は、焼いたり茹でたりして食べるもの・・・なんてのは、先入観に過ぎないんだなあ。
「美味しいでしょ? でも、食べ過ぎると便秘になるから。
 ひとつだけね・・」



彼女の笑顔を思い出しました。
秋ですねえ。



















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# by tobelune | 2017-09-21 04:26 | photo | Comments(0)

嵐の夜に

順序が逆になりましたが・・・
鎌倉行きの前夜、台風の夜の話を書きます。



17日の夜、台風18号は北の方へ進路が逸れた様子でした。
夜も更け、日付が変わっても風は無く、雨は普通のシトシト雨。
「なんだ、全然心配なかったな、ははは」
ところが、仕事を終えて帰る頃になって、事態は急変。
風がゴウッと吹いたかと思うと、雨がババババッと激しく地面を打ち始めました。
一瞬で、静から動へ。

暴風雨では傘はさせない。すぐ壊れるのがオチです。
ポンチョを持参したのでしたが、これも、バタバタ風に煽られるばかりです。
「だめだ、こりゃ」
かえって風に翻弄されるのです。
すぐに脱いで、何もなしで歩いて帰る事にしました。
どっぷり濡れる覚悟です。
「なぁに、夕立でぬれねずみになったコト、何度もあるし。
 大丈夫やろ・・」

午前1時50分、歩き始める。家まで40分の道のりです。
ところが、ちょうど暴風雨のピークだったようで。
半袖シャツとズボンの姿でも、風の抵抗で思うように歩けません。
完全に逆風です。
体を前に倒して、やっと進みます。(まるでマイケル・ジャクソン笑)

雨がビシバシ顔に当たります。
目も鼻も口からも雨が入って、息が出来ない・・・
下を向いて大きく口を開けて、やっと呼吸出来る。シャワーの中を歩いている感じ。
苦しい。
メガネは曇って見えない。
もう、目から流れるのは、雨なのか涙なのかも分からない。
「しまった・・・・・・街の中で遭難するかも・・・」

人なんて、誰もいません。台風を甘く見てしまった後悔。
風がうなります。
雨が銀の矢となって、身体中に突き刺さります。
だんだん頭がぼうっと、朦朧としてくる。やばい・・・



歩くことしか頭になかった。一歩、また一歩。



家が近くなった頃・・・
ようやく雨が止んで、風も大人しくなって。
「あと30分待って帰れば、どうってことなかったのか・・・」
ま、結果論ですよね。あの時点では、分からないもの。
濡れたシャツもズボンも、肌にぺったり、へばりついていました。

久々のコワイ体験でした。
そして、次の日が、晴天の鎌倉だったわけです。笑
生きててよかった。




















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# by tobelune | 2017-09-20 15:18 | その他 | Comments(0)

鎌倉古民家

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昨日、鎌倉へ取材にでかけました。
台風一過の晴天・・・日差しが強くて暑くて、でもスカッと気持ちの良い一日、
二階堂にある染織工房「カジュ・アート・スペース」さんを訪ねました。

絵本の舞台を縁側のある古民家にしたいと、作家さんのご希望でした。
これは実際に見るしかあるまいと、何のつてもないカジュさんに相談してみたところ、
快く承諾していただけました。なんという幸運。ありがとうございます。

(主宰の染織家たなか牧子さんは、とても気さくな方で、
私の絵本「あたしのサンドイッチ」を手渡したところ、ではお礼にと、
著作「鎌倉染色歳時記」をくださいました。オールカラーの素晴らしい本です)

初めて伺ったお宅で、図々しいかと思いつつも、
「このあたりの物を、どけてもらってもいいですか?」
「ここ、戸を開けてもいいですか?」
などと部屋をかき回してしまいました。(ごめんなさい笑)

部屋の中、縁側、庭、家全体の趣、どれもイメージ通りでした。
光と影の感じもちょうど良くて、夢中でパチパチと撮りまくりました。



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この民家が、そのまま、リアルに絵本に出て来るわけではありませんが・・・
物語の舞台の雰囲気をつかめたように思います。
ここからが、絵本作りの本格的スタートという気がします。

たなかさん、ありがとうございました。




















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# by tobelune | 2017-09-19 14:10 | photo | Comments(0)

クローバージャングル

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虫の目線ですね。ほんの小さな草むらも、虫から見ればジャングル。




















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# by tobelune | 2017-09-14 14:15 | photo | Comments(0)

いっぽいっぽ 2

例のひみつの絵本のラフ2号が、やっと出来上がりました。
本当に小さな鉛筆描きのサムネールなんですが、悩んで長い期間かかりました。
1号と、ずいぶん展開が違ってきています。

が、読み直すたびに、
「ここは構図が平凡すぎて、つまらないか・・」
「このキャラは、もっと個性的にならないかな?」
「パースが、めちゃくちゃだよな・・」
などと、直したい所だらけで・・・とても人に見せられない感じです。

ああ、こんなんじゃ全然ダメだ。いくらラフでも、ひどすぎる。
「もう少し大きめサイズで、描き直してみよう!」
と自分を叱咤激励。
なかなかですねー。

でも、良い傾向は見られます。
何かといえば・・・ようやく「本気モード」に入った感があるのです。
まず、道を歩いていても、キャラが道ばたに見えてくるようになったコト。
小さなヤツが、草影で何かしている姿が浮かんでくるのですね。
見えてくれば、これは、しめたものです。
背景の資料にするため、草むらをカメラで撮ったりしています。

舞台となる「レトロな民家」も、やはり雑誌の写真などではどうにもならず、
実際に見学させていただける古民家を探して、取材の許可も得ました。
今度、行ってきます。
そのうち報告できると思いますので、お楽しみに。

というわけで、絵本は一歩一歩、ゆるりと進みます。

つづく





















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# by tobelune | 2017-09-13 14:41 | えほん | Comments(0)

セイコーは憧れ

新しいウオッチが欲しいと考えたとき、まず頭に浮かんだのは、セイコーでした。
「ちょっと良いモノを身につける」としたら、やっぱりセイコーでしょ?
大人の品格といいますか・・・笑。



30代の頃、郵政省の「切手デザインコンクール」に応募しまして、
入賞は逃しましたが、入選を2回しました。
自分の絵が切手になる夢は叶いませんでしたが・・・
そのときの賞品が、1回目はソニーのウォークマン。
2回目が、セイコーのウオッチでした。

この時計が、スリムで大人カッコイイ、優れものでした。
機能はシンプル。でも、とにかく分かりやすく、使いやすい、人に優しい時計でしたね。
アラームが、ツーンツーンツーンていう独特の金属音で。
あ、コレです。クラシックな雰囲気ですねー。(今でも、保存しています)

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すごく好きな時計でしたが、うっかり衣服にまぎれて洗濯機に入れてしまって・・・
水が入ってしまったんですね。
時計屋さんに行って、オーバーホールして頂いたんです。
その後、しばらくは動いていたんですが・・・やがて止まってしまいました。
時計を洗ってはイケマセン。ごめんね。



思い出の品です。
今回、同じ機種があれば欲しかったのですが、ネットで探しても見つかりませんでした。
で、G-SHOCKに行き着いた次第です。
結局、まだまだ大人の品格は似合わないというか・・・
まだまだ、やんちゃでいたい。そんなトコロです。たはは。

もし、もう一度、買い替えるチャンスがあるならば、
「今度こそセイコーを!」と思います。
セイコーは憧れ。





















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# by tobelune | 2017-09-10 13:31 | 思い出 | Comments(0)

 空好き、猫好き・・・絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話!


by tobelune