カテゴリ:俳句( 28 )

栗兄弟


  真ん中は きっとやさしい栗兄弟      笑太



10月の俳句です。UPするのを忘れておりました。
コロンと丸い栗は可愛いものですが、たまにペタンコの栗、ありますよね。
毬の中で、真ん中にはさまれていた栗です。
この子は、ただじっとガマンしていたのでしょうか?
もしかしたら、
左右の弟たちをやさしく見守るお兄さんだったかも知れない・・・
そういう句です。



















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by tobelune | 2017-11-13 09:58 | 俳句 | Comments(0)

億光年

光年を越えて恋する夏の星      笑太



句会に出しました、三つめの句です。
二月に、「ひとつだけ おしゃべりもいる冬の星」と詠み、好評でした。
ならば、夏の星も詠もうと。
恋する星は、七夕のことです。織姫さまと彦星さまですね。
これは、実際の星で言いますと、こと座のベガとわし座のアルタイルになります。
夏の大三角のふたつです。

で、ふたりは、年に一度しか逢えない遠距離恋愛なワケですが(笑)、
ふと、どのくらいの遠距離なのだろう? と思いまして・・・
調べたところ、ベガとアルタイルの間の距離は、16光年だというのですね。
光の速さで16年かかるんですよ?
それでも、年に一度逢うって・・・
つまりね、恋する力は、光より速いってことなのだ! ドン!



ところが、この句は点が入りませんでした。
「理屈っぽい」とのこと。
大先輩のYさんが、こんな風に添削してくださいました。

気持ちはよく分かるんですが・・「光年を」の「を」が良くない。説明的。
これを例えば、「億光年」とする。
実際は16光年でも、億くらい言っていいんです。

億光年 越えて恋する夏の星

ほ、ほんとだ。すごく良くなった! 
宇宙の広がりを感じられるような・・・
うわあ〜〜・・納得です。
ほんのちょっと変えただけで、こんなにも句のスケールが違ってくるんだね。
勉強になりますー。




















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by tobelune | 2017-08-20 16:02 | 俳句 | Comments(0)

時間旅

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古き地図古き夏あり時間旅      笑太



今回の兼題が「古」を詠み込むということで。
この句が、4人の方の支持を得て「地」に選ばれました。
「古地図を持って、何百年も前の歴史を辿る旅をしている」と解釈された方もあれば、
「自分が若い頃に行った旅の地図を見て、思い出にひたっている」という人も。
正解は、後者なのですが・・・
いろんな解釈ができるというのも、俳句の面白さですね。

「音楽は、タイムマシンである」と前に書いたことがありますが、
地図もまた優秀なタイムマシンだと、今回気づきました。
昔の山地図に歩いたルートが赤いラインで記されていたりすると、
もう、その場面が目に浮かんできます。
ここでおにぎりを頬張ったとか、ここには木いちごが咲いていたとか。
見晴らしが良くて、青空で、風が気持ちよく吹いていたとか。
一緒だったメンバーの笑顔、話し声まで聞こえるようです。

時間旅・・・
それは、楽しくもあり、せつなくもあり・・・
いつの間にか、涙を浮かべていたりもします。





















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by tobelune | 2017-08-15 15:00 | 俳句 | Comments(0)

ビンビン

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よく聞けば ビンビンゼミかも知れません      笑太



夏の句会がありました。
今回はわりと順調に句が作れて、前日には三句揃っておりました。
ところが当日、朝風呂に入っていましたら、近くでミンミンゼミが鳴き始めました。
じっと耳を澄ませているうちに、
「うん? ミンミンゼミと言うけど、この声は・・・ミンミンじゃないよな?
割れているぞ。・・・ヴィーーンヴィンヴィンかも・・・
ビンビンゼミじゃん?」
というわけで、この句が生れました(笑)。

とても気に入ったので、これを出す事に。(代わりに落とした句、ごめん)
あまり点は取れませんでしたが、笑ってもらえたので満足です。
これぞ、笑太にしか詠めない句だと言ってもらえました。あはは。

ミンミンゼミの声、よーーく聞いてみてくださいね。


つづく




















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by tobelune | 2017-08-13 00:50 | 俳句 | Comments(0)

初夏の俳句 3

三つめの句。
これが、まあ、一番好評を得た句でした。



六月の胡瓜のとげの若さかな      笑太



見て感じたまんまです・・・その素直さが良かったのでしょうか。
胡瓜のことしか言ってないのに、なぜか、若い人の感性を思ってしまうからでしょうか。





















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by tobelune | 2017-06-20 08:28 | 俳句 | Comments(0)

初夏の俳句 2

今回の句会、お題は「赤」でした。
赤いモノ、みなさんは何を連想されるでしょうか。
ある日、散歩していますと、草を登っているテントウ虫に出会いました。
「あ、テントウ虫は、赤だ」
じっと眺めているうちに、こんな句が自然と生まれました。



てんと虫 まさかその服マリメッコ      笑太



句会でも、わりとうけたのです。
が、マリメッコを知らない方が、3人いらして・・・
その分、点数は伸びませんでしたね。おしかったな。

マリメッコ・・・フィンランドのファッションブランドですね。
赤いポピーの大胆な柄でよく知られています。
テントウ虫から、あの鮮やかで可愛い柄を連想してしまったのでした。
わかる人にはわかりますよね?
笑ってもらえたら、幸いです。あはは。

つづく





















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by tobelune | 2017-06-18 21:17 | 俳句 | Comments(0)

初夏の俳句 1

とある中華料理レストランの一室にて、句会が開かれました。
そのときの句をここでご紹介します。



あの雲を呼んでみようか 豆の笛      笑太



カラスノエンドウの笛を作って吹いてみた経験から詠みました。
実際には、家の中で吹いていたのですが、
青空の下で思い切り「ピューーー♪」と吹いたら、気持ちいいだろうな・・・
そういう感じです。

つづく




















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by tobelune | 2017-06-16 14:10 | 俳句 | Comments(0)

春の俳句 3

つづきです。三句め。
「狂」が、今回のお題だったので、こんな句になりました。



三月の万有引力狂い出す     笑太



本当を言えば、この句が一番、自分でも「すごいの出来た!」と思ったのです。
三月は、独特の月ですね。
出会いと別れの季節であり、不安定な「木の芽どき」でもあり。

「もうすぐ春」と、足取り軽やかな人もいれば、ず〜〜んと、重い気持ちの人もいる・・・
それを、万有引力の狂いと表現してみました。
共感してもらえると、うれしいです。

あと、万有引力は、人と人の間にも働くんだそうですよ。ほんとほんと。























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by tobelune | 2017-04-20 07:53 | 俳句 | Comments(0)

春の俳句 2

つづきです。二句め。



きれいやね どっちが花だか わからへん     笑太



わかって頂けますでしょうか、この情景。
花の前に美しい女性、どちらもきれいやねー!! という感じです。
女性に対する最大の賛辞です。
それを、キザに言うのじゃなくて、ジョークにしちゃうところが、ええんです。
関西弁のやわらかさ。笑ってね。

つづく




















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by tobelune | 2017-04-19 08:08 | 俳句 | Comments(2)

春の俳句 1

先日、句会がありまして。
私、笑太は絶好調!
提出した句、三句とも好評を得て、天にも昇るような気持ちでした(笑)。



うららかや ポーチドエッグの雲ひとつ     笑太



私は、空を見上げるのが好きです。
ある日、ぽよんとした丸い雲が浮かんでいて、「あ、ポーチドエッグやん」と。
そのまんまですね。
(またしても、食べものに行ってしまった。わはは)
季語に悩んだのですが、
「うららかや」がぴったりですと褒められて、ほっとしました。

昨年の句、
《やわらかな笑顔でいよう 春キャベツ》に続いて・・・
春はなぜか、みなさんの共感を得られるようです。
うれしいな。

つづく





















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by tobelune | 2017-04-18 11:49 | 俳句 | Comments(0)

 空好き、猫好き・・・絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話!


by tobelune