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父のハーモニカ

赤とんぼ

この曲を聴いていたら、
今は亡き父のことを思い出した。



あれは、いつだったか・・・
父の晩年、
お正月だったのか?
夕飯のあとだったと思うのだが、
父が突然ハーモニカを出してきて、何も言わず、
「赤とんぼ」を吹き始めた。

父がハーモニカを吹けるなんて知らなかった。
いつの間に始めたのだろう?
これが、ちゃんとサマになっているのだ。
「すごい! いつ覚えたの?」

父は、得意げな顔をして、
ふふふと笑い、
でも、何も言わないのである。



いま思えば・・・
あのとき、もっとほめてあげればよかった。
「父さん、うまいねえ。
 びっくり(笑)。
 もっと吹いてよ。
 他の曲もできるの?」
とかなんとか、いっぱいヨイショして、
父を喜ばせてあげればよかった・・・。

それが親孝行ってもんだよね。
不器用で、本当にごめんね。



ぼくもいつか、
ハーモニカやってみようかな・・・





Moon River
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by tobelune | 2013-03-26 09:20 | 思い出 | Comments(6)

こねこがにゃ〜〜ん

昨夜おそく帰ってきたら、
家の前にいたんです。
こねこ。
と言っても、わりと大きくて。
人間でいえば、小6くらいな感じ?(笑)

b0246533_1322442.jpgこんなの。
基本が黒で、口まわりと足先が白い。
暗がりだったので、
黒い部分は、真っ黒なのか、
あるいはシマがあるのか判別できず。

ネコの絵を描いてるので、
つい、じっと観察。
するとコイツも見上げてくる。
目が合う。
「あ、やばい」と思う。

案の定、か細い声で
「にゃ〜〜」
ぼくのまわりから離れない。
迷いネコ?
人なつこい。

家に入ろうとすると、ついてくる。
「だめだよ、くるな!」
バン! と足音をたて、おどかす。
びくっと下がったヒョウシに、
ぼくの自転車に軽く当たる。(その辺が、子どもっぽい)

心をオニにしてドアを閉める。

「にゃ〜〜ん、にゃ〜〜ん」
小さい声がしばらく響く。

息子に話すと、
「飼えばいいじゃん?
 1匹も2匹もいっしょでしょ?」
一瞬、心がゆれる。
「そ、そんなこと言われても・・・」

いやいやいや。
そんなカンタンなこっちゃない。
ひとつの命を預かるのは、覚悟のいることなのだ。
うちは、kikiだけで十分だ。

いつしか声は、聞こえなくなった。

お風呂につかりながら、
「かわいそうだったかな・・・
 明日もいたら、飼うか?
 いやいや・・・」
なんとも心を揺すぶられながら、
眠りについたのだった。



一夜明けて。
こねこは、いないようである。
ほっとしながら、どこかさみしい。





春になれば
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by tobelune | 2013-03-24 14:03 | ねこ | Comments(0)


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遠いあこがれ
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by tobelune | 2013-03-20 08:05 | 思い出 | Comments(0)
「どうして展覧会なんか開くの?」
この問いに答える前に、
「絵って、何なの?」「どうして絵を描くの?」
というあたりから考えてみます。←長くなるよ(笑)



昔々、人類が生まれたばかりの頃。
まだ言葉もなく、ウホウホ言ってた時代。
人は、気持ちを伝えるのに、身振り手振りから始まり、
音楽や歌や踊りが生まれた。
でも、それらは残らない。
ずっと残せるものとして、絵を描く人が出てきた。
(想像でしかないけど・・たぶんね)
洞窟の壁画とか、ありますよね?

絵とは、何かを伝えるもの。
長く残したい想いを託すもの。

たとえば、きれいな花や気持ちのいい景色を見たとき、
それを誰かに見せたいと思う。
写真なんかない時代の人は、絵に描いて残した。
絵って、そういうものです。
基本的に、人に見せるために描くんだってこと。

もちろん、ただ楽しいから絵を描く、というのもあり。
ラクガキは、ストレス解消だったりもする。
絵もさまざま。



「なるほど。じゃあ、何か人に伝えたいから
 展覧会を開くんですね?」
と聞かれると、これがまた、そうとも言い切れなくて・・・。
メッセージ発信のための展覧会もあるだろうけれど、
ぼくなんかは、そうでもないような・・・(笑)。

子どもが楽しく絵を描いて。
出来上がったら、
「ほらほら、みて〜! こんなの!」
って、お父さん、お母さんに見せますよね。
あんな感じ。

大人だって、ほめてもらいたい。
いっしょに共感してほしい。

ぼくの場合は、
それが一番強い動機のように思えます。

わかってもらえるでしょうか。





風になりたい   THE BOOM
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by tobelune | 2013-03-15 08:08 | ぎもん | Comments(0)

ポサリンほうき

去年可愛がっておりました「ポサリン」のこと、
覚えておられるでしょうか?
ほうき草のポサリン。
これです。
b0246533_14235185.jpg

秋にはきれいなピンクになると、
楽しみにしておりましたが。
実は、残念ながら枯らしてしまいまして・・・(泣)。

水のやり過ぎだったのか?
日当りが悪かったせいなのか・・・?
屋外で育てた方が良かったのかも。
ごめんね。



その後、ずっとそのままにしていたのですが、
うちのネコ、kikiがかじるのですよ。
ネコ草とちゃうっちゅうねん。
枯れてるのに、もしゃもしゃ食べる・・・。

で、エスカレートして、とうとう昨日、
植木鉢をひっくり返してしまいまして。こら〜!
床が土まみれ。
まったくもう!

それを片付けてから、ポサリンを水洗いして、
適当に切りそろえてほうきにしました〜♫

b0246533_14382978.jpg

ちなみに、ほうきの竹は、
使い古した水彩筆をリサイクル。
魔女のほうきを描くときに参考になるか?(笑)





I Left My Heart In San Francisco  Brenda Lee
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by tobelune | 2013-03-14 08:09 | photo | Comments(2)

どうして展覧会?

ちょっと前の話ですが、思い出したので。
ある人からの質問。

「どうして展覧会なんか開くの? って、
 友達に聞かれたんです。
 でも、うまく答えられなくて。
 久保さんは、どうして展覧会やるんですか?(笑)」

なるほど。
絵を描くぼくたちにとっては当たり前のことだけど、
フツウの人から見れば、不思議かも知れない。

素朴なぎもん、その4。
「どうして展覧会なんか開くの?」

もしかしたら、ですが・・・
このぎもんのウラには、
そんなことに何んの意味があるの? みたいな、
少し批判的な気分があるのかも。
その辺も考えてみたい。

絵を描いてるみなさんに、聞きたいです。





Fly Me To The Moon  Brenda Lee
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by tobelune | 2013-03-13 08:02 | ぎもん | Comments(2)

火は・・・

火は あつい
火は あかるい
火は ゆれる

火は かみさま
火は あくま
火は こわい

でも ひとは
火をつかうことで 
ひとと なったのです



身近な「火」として思い浮かぶのは、たき火です。
山にキャンプに行くと、必ずたき火をする。
火をつけるのが上手なわけでもないのに、
火の係をするのが好きだ。

たき火を囲んで食事をして、酒を飲んで、夜も更けて。
やがて炎がとろけて、金色のオキができる。
それをじっと見るのが好きだ。

なんでだろう?
なんで、懐かしいような思いになるんだろう?
昔々の記憶?
原始の人々がたき火を頼りに夜を過ごした、
その遠い記憶が遺伝子に残されている?

火を見ていると、いろんな思いが浮かんでは消え、また浮かぶ・・・
とりとめのないおしゃべりに似ている。
「炎との対話」と呼んでいる。

火は、魔法に近い・・・。





Kingston Town  UB40
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by tobelune | 2013-03-11 08:11 | ぎもん | Comments(0)

カッコイイ話

昨日のつづき。
中学時代の友人、小林くんのエピソード。

小林くんは、どっちかといえば地味で、
学校では目立たない存在であったのです。
(まー、ぼくも同じでしたけどね)
でも、この時ばかりは、
ほんとに男らしいカッコイイヤツやなあ!!
と、見直したという話。



彼とふたりで、公園で話をしていた時のこと。
すぐそばで、
ボール遊びをしていた子どもたちがいて。
何かの拍子にボールがぽ〜〜んと飛んで、
公園内の建物の屋根に上がってしまう。
雨どいにはまったらしく、落ちて来ない。

平屋の家屋(町内の集会所)であるが、
はしごでもなければ登れない。
子どもたちは、
「あ〜〜あ・・」と見上げるばかり。

と、小林くんは家屋の横のフェンスに目をつけた。
金網のフェンスに登り、そこから屋根へ飛び移れるかも、と。
だが、フェンスと家は1メートル近く離れているし、
屋根の方がもっと高いのだ。
「いや、無理やろ?」

ぼくの止めるのも聞かず、彼はフェンスを登る。
そしてなんと、
てっぺんのわずか4、5センチ幅の鉄の上に、
こわごわながらも立ち上がったのだ。
(見ている方がぞっとする)

手を伸ばすが、屋根に届かない。
(ひやひやで、声もかけられない)
まっすぐ立ったままでは届かないとわかり、
彼は勇気をふるって前に体を傾ける。
落ちる寸前ぎりぎりで手が届く。
(ひ〜〜〜っ)

だが、困ったことになった。

彼の手足は伸びきって、
屋根とフェンスの間をつなぐ橋のごとく。
40度くらい傾いた直線となり、身動きとれない状態に。
上にも行けず、戻ることもできず。
彼の荒い息使いが聞こえてくる。

「どうしよう・・・」
下で受け止める準備をするべきか?
いや、かえってジャマか?

小林くんも必死である。
考えること数秒。(この数秒の長く感じられること!)
ほんのわずか足をかがめ、反動をつけてジャンプ。
屋根に食らいつく。
が、やはり勢いが足りない。
胸から上がやっと屋根に乗っかった程度。
しかも屋根には手がかりがないみたいなのだ。
足は宙ぶらりん。
ずずずと落ちかける。
(うわあ・・・)

もう、ほんと落ちると思った。
(なんで、ボール一個に命かけるねん?)

が、小林くん、ここで火事場のなんとやらで、
屋根のへりをつかみ、
腕力のみで、じわりじわりと上がり始める。
「おお〜!?」
そして、とうとうひざが屋根に。もう大丈夫。
「ふう〜〜っ・・・」

屋根からボールを投げてよこす。
が、今度は帰りが問題で。
どうするねん? と思っていたら。

小林くん、屋根から、すぱっとジャンプ。
見事に飛び降りたのである。
「はあ〜〜! カッコイイ〜!!」

「ありがとう」
子どもたちも、はらはらして見ていたに違いないのだが、
あまりのことに、手放しで喜べないというような、
ビミョ〜な表情で(笑)。

しかし、彼は自慢するでもなく、淡々としている。
そして、子どもたちが行ってしまってから、
ふと気づくと、彼はわずかに足をひきずっていた。
着地で足を痛めたのか?

もちろん、彼は何も言わないし、
ぼくも見なかったことにして、話の続きを始めたのであった。
心の中では、
「コイツ、すごいな!」と尊敬しながら・・・。





Softly As I Leave You  The Sandpipers
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by tobelune | 2013-03-10 08:08 | 思い出 | Comments(2)

小林くんのゆめ

昨日のゆめ。



ぼくが個展を開いてる。
会場には絵本塾の仲間がいて、賑やかである。
と、そこへ、中学時代の友人、小林くんが現れる。
面影は昔のまんまである。
「あれ? なんで? どこで知ったの?」
と聞くと、案内をもらったという。

え? ぼくがハガキを出したってこと?
う〜〜ん、そうだったっけ?・・・
ま、とにかく会えてうれしい。

「みんなに紹介しま〜す!」
と大声で彼を紹介しようとするが、あまりの懐かしさに
途中で感極まって、涙があふれてくるのだった。

本当によく来てくれたねえ・・・!
会えてうれしいよ〜。うんうん。
彼と何度も、うなずき合うのだった。




あとは、よく覚えていません。
小林くんは、中学3年のとき、とても仲良くしてもらいました。
でも卒業後、彼は就職し、ひと足早く大人の世界に行き、
いつしか遠ざかってしまいました。
すごくいいヤツでした。

本当に会いたいなあ!




小林くんのすごいエピソードがあるのですが・・・
え〜と・・・
つづく




Come Saturday Morning    The Sandpipers
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by tobelune | 2013-03-09 08:15 | ゆめるね | Comments(0)

火ってなんだろう?

b0246533_953480.jpg

以前、この絵について、こんなことを書いていた。

火って絵本的には「かたまり」で描くことが多いと思う。
でも、火をよく見ると、かたまってはいない。
むしろ、透けて見えるうすい布に近い気がする。
布がひらひらしてるような感じ。
火って、よく考えると何なのだろうね?
気体と考えて良いのだろうか?


このぎもんが、そのままになっていた。
もう一度考えてみよう。
素朴なぎもん、その3ですね。
「火って、なんだろう?」

でもこれ、質問自体がむずかしいね。
どういう答えを求めているのかという・・・
「火は、なんとか体です」とか
「モノではなく、状態です」
みたいな科学的な説明をされてもなあ・・・
なんか、違うんだよね。

そうじゃなくて。

もっとこう、腑に落ちる説明は
できないものだろうか?
子どもでも、わかるような。

これはちょっと、時間が必要かもねー(笑)。





ドビュッシー「夢」  羽田健太郎
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by tobelune | 2013-03-08 09:04 | ぎもん | Comments(2)

 空好き、猫好き・・・絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話!


by tobelune