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主人公に共感できるから、夢中になれる。


キートン演ずる主人公は、どれもみな、へなちょこです(笑)。
お金も力もなく、色男でもなく、気弱で間が抜けていて・・・
たまに、お金持ちの息子の役だったりしても、
世間知らずのお坊ちゃんで、ひとりじゃ何もできない。

けれども彼は、ひとたび恋に落ちると、
女性のために、「男らしく」「紳士らしく」あろうと努力する。
(この気持ち、わかるよね)
その一生懸命さ、一途さ、誠実な気持ちに胸を打たれ、共感してしまう。
笑いながらも、キートンを応援したくなるわけです。
そこが、うまい。
最初から強くて勇敢だったら、誰も共感しないし、応援もしない。
その辺を学びたいと思います。


さて、きょうは、ロマンスの代表作として、
長編映画「カメラマン」をおすすめします。(1928年)
街頭で、1枚10セントのスナップ写真を撮るカメラマン(キートン)。
美しい女性を見て恋に落ちる。
その女性が勤めるニュース会社に出向いた彼は、
ニュース映画カメラマンになろうと決意。
オンボロカメラを手で回し、奮闘する男の物語。

The Cameraman   Buster keaton
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by tobelune | 2015-01-31 07:31 | 笑えるね | Comments(0)
ドタバタ喜劇は「追いかけっこ」にあり。


キートンの作品には、追いかけられる場面がいっぱい。
主人公に悪気はないのに、なぜかトラブルに巻き込まれ、
警官に追われたり、悪党に追われたり。
はたまた、何百人もの花嫁候補に追われたり。
とにかく走る走る。
そして、捕まりそうで捕まらない。
そのスリルと、機転で切り抜ける面白さで、笑いが起きる。
スリル、笑い、スリル、笑いの繰り返し。
これぞ、キートン映画の真髄と言えるかも知れません。
たしか、鶴瓶師匠の言葉だったと思うのですが、
「ええか? 笑いは、緊張と緩和やぞ」というのがありました。
ホッとしたところで、人は笑うのですね。

この「追いかけっこ」を、機関車を使って壮大なスケールで仕上げたのが、
長編映画「The GENERAL」(邦題は「キートンの大列車追跡」)です。
ぼくは、これ、キートンの最高傑作だと思っています。
GENERAL(将軍号)という名のSLに乗っている機関士ジョニーが主人公。
時は、南北戦争の時代。
ジョニー(キートン)は兵隊に志願するが、機関士は重要なので兵隊にはしてもらえない。
それを勘違いして、彼女やその父兄は、ジョニーは兵隊になれない弱虫だと思う。
恋人にそっぽを向かれるはめになり、落ち込む機関士。ところが、
敵軍が彼のSL将軍号を盗む時に、たまたま恋人が乗っていて、さらわれて
しまう。たった一人で追いかけるジョニー。
彼女を助けたい一心で、敵陣まっただ中に突っ込んで行く・・・
トンチンカンな機関士ジョニーの活躍は、抱腹絶倒。

75分くらい、ちょっと長いのですが、ぜひ、じっくりとご覧下さい。
最後は、思わず拍手しちゃいます。
The General (1926)   Buster Keaton
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by tobelune | 2015-01-30 07:33 | 笑えるね | Comments(0)

キートン効果?

昨夜のこと。
スナップエンドウのスジをとり、茹でていました。
茹で上がりをザルに取り、冷水にさらしてシャキッと鮮やかなグリーンに。
美味しそう! さて、どの器に盛るかなあ? と、戸棚を開けて、
あ、これにするか・・と、深皿を取り出したとき。

重なっていた下の小鉢もついて来て、ぽろっと落ちた。
「あ、割れる!!」
思った瞬間、とっさに右足を出した。
そしたら、小鉢がぱこっと右ひざにはまって(ほんとです)!
落ちなかったのです。すごい!! まるでキートンみたいな見事さ。

いやあ、誰かに見せたかった〜(笑)。




このシーンを思い出しました。
Unforgettable scene "The College"   Buster Keaton
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by tobelune | 2015-01-27 07:27 | 笑えるね | Comments(2)

キートンの印象

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Buster Keaton's Portrait by Shota Kubo




Buster Keatonの似顔絵を描いてみました。
ボールペンで、ちょこちょこっと小さく描いたものを、photoshopで加工して。
あくまでも、ぼくの印象なので、似てないかもだけど?

トレードマークのぺちゃんこ帽子(ポークパイ帽と言うらしい)に、
絶対に笑わない顔・・・
「The Great Stone Face(偉大なる無表情)」と呼ばれたそうですが、
その憂いを含んだ表情は、魅力的。
ビルの上から落っこちるなどの目を見張るアクションを、
この顔でサラリとやってのける。実にカッコイイ!!
見れば見るほど、はまってしまいます。



Best of Buster Keaton's stunts
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by tobelune | 2015-01-26 07:28 | 笑えるね | Comments(0)
チャップリンは、ペーソス。
キートンは、ドタバタロマンス。



このところ、毎日のようにキートンの映画を観る。
始めは、YouTubeであれこれ見ていたのですが、
ちゃんと完璧な作品として観たくなったので、DVD BOX(14枚33作品)を購入、
少しずつ観るのが楽しみとなりました。

チャップリンの作品と比べると、キートン映画は、ドライでクールで、
モダンであると思う。しかも、ロマンチックでもあるのです。
大抵の作品が、キートン演じる間の抜けた主人公が美女と出会い、
悪戦苦闘の末、最後はハッピーエンドになるという・・・
これ、大事! ですよね。

身体を張った、見事なまでのドタバタアクションがキートンの基本です。
単純に楽しいから観ているのですが、
笑える絵本を目指すぼくとしては、「笑いの研究」にもなるわけで。

まずは軽く、これなんか見て頂きましょう。
短編作品「The Goat」の一部分です。
Bad luck   Buster Keaton
で、つづきがこれ。
The train
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by tobelune | 2015-01-25 07:20 | 笑えるね | Comments(2)

ペコロスで泣き笑い

たまたま手に取った本である。
映画にもなり、話題を集めた本であることは、後で知りました。

「ペコロスの母に会いに行く」 岡野雄一著
4コママンガ形式なので、気張らずに読めました。
施設に暮らす認知症の母との
「可笑しく」も「切ない」日々を綴ったコミックエッセイ、
と紹介文にあります。
そう、おかしくて、笑いながら読んでいくうちに、
やがて目頭が熱くなるんだなあ・・・これが。

お母さんがぼけて、思い出の世界と現実がごっちゃになって。
亡くなったはずの夫さんが会いに来たりするのです。
が、それが逆に救いになるというか・・・
介護の本というよりは、一人の女性の人生を描いたマンガという感じがする。
せつないけど、あたたかい。



いつか、ぼくがぼけてしまった時、同じように、
妻がやってくるようになるのかも知れない。





Homeward Bound   Simon & Garfunkel
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by tobelune | 2015-01-21 13:56 | えほん | Comments(2)

古本を探して

古本屋さんに行くのが好きです。
もちろん、安いからというのもありますが・・・
ある種、宝探しと似ているから。

お店の棚を巡り歩きながら、
どんな本と出会えるのか、どきどきする。
軽く、紅潮している自分がいる。
そういう時間が好きです。


けれども、
手っ取り早く、あの本が欲しい! という場合もある。
たとえば、もう絶版になったあの絵本を手に入れたいのだけど、てな場合。
これはもう、ネットで探した方が早い。
昨年の終盤頃から、そうやって、アマゾンなんかで検索して、
手に入れた古本がたくさんある。

多分、一番最初は、外国絵本「それは、あらしの夜だった」だと思う。
図書館で読んで、大好きになった絵本。
でも、絶版になっていて、あきらめていたのです・・・
が、ネットで調べてみたら、中古品が出てるじゃないですか!
ネットでは本の状態が見えないから、その点心配でしたが、注文してみる。
届いたのは、まったくきれいな絵本。20年前の初版本。すごい!
(ただし、カバーはなかった)
久々に再読して、大いに笑いました。もう、最高!!
こんな面白い絵本が、なんで売れないのか、なんで絶版なのか、
不思議でしょうがない。


これに味をしめて、あれやこれやとネットで探し始める。
ほんとに便利な世の中になったもんだねー。
古本探検、やめられません。






Rocket Man   Elton John
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by tobelune | 2015-01-19 11:19 | えほん | Comments(0)

表紙デザイン

昨夏がんばった大きな仕事・・・
学習ドリルの表紙デザインをたくさん作っておりました。
そのカタログが出来たので、一部分ですけど、ご紹介します。
こんなのです。


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これは一般書店では置いてない、学習塾向けの教材なのです。
動物の顔をデフォルメした、ひょうきんな表紙。
遊び心で楽しく作ることが出来ました。
これが好評を得まして(今頃、注文が殺到していることでしょう。(笑))、
今年も別のシリーズのデザインを任せて頂けることになりました。
ありがたいことです。

ぼくの根っこは、実はデザイナーだと思っています。
絵も文字もレイアウトも、色彩も質感も、
すべてひっくるめたデザインを作るのが好きなのです。
なので、デザインで認められるのは、本当にうれしい!

子どもたちが楽しく勉強できることを願い、デザインしました。
これからも精進します。





もしも月と同じ距離に他の惑星が位置していたら・・・
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by tobelune | 2015-01-15 07:27 | イラストレーション | Comments(2)

アジのなめろう

ぼくは、主夫でもあるので、きょうは料理のお話。

ぼくは年齢的なこともあり、薄味が好きです。
なので、ぼくの料理は基本薄味で、素材の味を大事にしている。
ところが、息子はそれでは物足りないらしく、なかなか
「おいしい」と言わない。
で、自分で勝手に塩こしょうしたり、豆板醤を足したり、
味をプラスして食べるのでした。
ま、それは自由にしていいんだけど。
作ってる側としては、「おいしい」と、ほめてほしい訳です。
たま〜に、
「きょうの麻婆豆腐、うまいね!」
なんて、ほめてくれることがあって、うれしいのですが、
よく考えると、麻婆豆腐の素を使ってるだけなので、
自分がほめられた気がしない(苦笑)。



ある日、スーパーでアジを安売りしていたので、買ってくる。
そうだ、これで「なめろう」を作ってみよう!
居酒屋で食べたなめろうの味を思い出しながら、
チャレンジしてみました。

アジを三枚に下ろすところからです。
実は、今まで、さんまを下ろした経験がほんの少しあるだけでした。
そのときも、あまりに血が出るので、気持ち悪くなってしまい、
さんまの刺身をつくったものの、食欲がなくなっていた(たはは)。
が、今回は意外に大丈夫。
頭を落とし、はらわたを出し、ちゃんと三枚にできました。
経験を積むごとに慣れるもんだね。

で、小骨をちゃんと抜いて、包丁でたたく。
みそとお酒を混ぜて、たたく。
ネギと大葉を混ぜて、さらにたたく。
と、ここで、気づいた!
あ、しまった、皮を剥ぐんじゃなかったか?
皮はたたいても細かくならないので、取り除く。
切り刻んじゃったので完璧には無理だけど、出来るだけ取り除いた。
ちょっと味見。
う〜〜ん・・・何か足りないような??
あ、ショウガか?
でも、ショウガがなかったので、しょうがない。
ちょっと塩っぱいか?
ちらっと砂糖を入れてみる。
レモン汁も入れてみたり。
・・・こんな味だっけ?
やってるうちに分からなくなる。


お皿に大葉をしいて、その上に盛りつける。
ネギを散らして、見た目はなかなかです。
が、やはり味が、いまいち違う・・・
居酒屋のは、こういうんじゃなかった気がするんだよなあ。

息子を呼んで、食べてもらう。
「頑張って作ったんだけど、あまり美味しくないんだ、なんでかな?」
「味は、こんなもんじゃない? たたきすぎかも? 
 も少し、身の固まりがあってもいいかも」
そうかな?
なめろうって、こういうもんだと思うけど。


ああ、失敗か・・・
やはり、ショウガが入ってないのが敗因かも。
あと、皮を剥ぐのを忘れてたので、途中で取り去ったつもりだけど、
あれが変な味になったかも。

しかし、このまま残りを捨てるのは、くやしいな・・・。
と、そのとき、ひらめいたのです。
そうだ、これ、団子にして揚げてみたら?
やってみました。
そのまま、スプーンですくって油で揚げる。
大葉で包んだのも揚げる。

揚げたてほくほくを口に入れると、これが、めちゃ美味い!!
思わず、息子の部屋にデリバリー。
「これ、食べてみて。さっきの、揚げてみたんだ」
「あ、これ、食べやすい! うん、美味い!!」
「やったー!!」

久々の逆転満塁ホームラン。
めでたしめでたし。






「遠く遠く」  槙原敬之
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by tobelune | 2015-01-14 14:31 | たべるね | Comments(4)

札束どっさり

年末に、お金を下ろしに郵便局へ行ったときの話。
ATMに長い列が出来ていたが、とにかく並ぶより仕方がない。
やっとこ順番が来て、カードで7万円下ろす。
ところが!
受け取り口が開いて、ギョッとした!
お札がどっさり、1センチくらいの厚みで出て来たのだ。
「え? 大当たり!?」
とっさに浮かんだのは、スロットマシンから
金貨がじゃらじゃらじゃら〜☆☆☆のイメージである(笑)。

ど、どうしよう?
「これ、100万くらいあるんじゃ?
もらっていいのか? 
機械が間違えたんだよ? オレのせいじゃないよ?
か、返さないからね・・・」
心臓どきどきさせながら(でもさりげない態度で)札束を取り出す。
「あ、あれれ??」
よくよく見たら、なんと、全部千円札だったのです。
千円札で70枚。こんなのって、ありか!!

たくさんの人が下ろすので、万札がなくなったんだろうね。
それにしても・・・はあ〜〜・・・がっくり。
狂喜したオレがアホみたいやん。
財布に入れたら、二つ折りの財布が折り曲がらない(爆笑)。
なんだよ、これ。
ぼう然と立ち尽くす、晶太であった。
ちゃんちゃん♪





どんなときも。   槇原敬之
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by tobelune | 2015-01-11 11:11 | 笑えるね | Comments(2)

 空好き、猫好き・・・絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話!


by tobelune