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トレース台の話

新しく、LEDのトレース台を購入した。
B4サイズで、薄くて使いやすい。
小さな折りたたみの足がついていて、傾斜もつけられる。



昔は、木製のしっかりした箱形のトレース台を使っていた。
が、あまりに大きくて、場所を取りすぎであった。重いし。
天板がガラスだったので、うっかり熱いコーヒーカップを置いたら、
ピシッと音がして、ひび割れてしまった・・・。

その次に使っていたのは、小さなライトボックスで。(A4くらいの)
これは本来、フィルムなんかを見るときに使用するものだけど、
小さいだけに、手軽に使い回せるのが良かった。
ただ、やはり高さが6センチ程もあるのが難点ではあった・・。

最近は、息子がLEDのA3サイズのを持っていて、
それを借りて仕事していたのだ。(ポッカリは、これで描いた)
薄いってことが、とても描きやすくて重要だと分かった。
息子が、引っ越すときに持ってっちゃったので(当たり前だね)、
自分で買うことにしたわけだ。



A3だと机の上が狭くなるので、B4サイズにした。
ぼくは、めったに大きい絵は描かないので、これで十分だ。
明るさの調節も細かく出来て、実に快適である。
下書きをコピー用紙に描いて、
その上に水彩紙を乗せて、トレースするのである。
鉛筆で線描してから彩色することが多いが、
いきなり水彩絵の具で塗るときもある。

今では、トレース台は欠かせぬ存在だ。
こいつとは、生涯つき合うことになりそうである。
一緒に、いい作品を作って行こうな。

























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by tobelune | 2015-10-30 13:40 | その他 | Comments(0)

ポッカリ効果?

何かのマチガイかと思うのだけど・・・

ブログの「きょうの訪問者数」が、

いつもは、多くてもせいぜい30人程度なのに、

きょうは、1111人になってる?!

ケタがちがう・・・

ぞろ目だし(笑)。

マジっすか?

まさかとは思うけど、

もし、これが本当だったら・・・

「ポッカリ効果」ということになるけど。

どうなんだろ?






















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by tobelune | 2015-10-26 16:15 | その他 | Comments(6)

望月さんの思い出 2

冬のある日、めずらしく大雪が降りました。
(20㎝以上は積もったように思います)
望月さんから電話がきて、
「となりの広場が真っ白です。
 子どもも連れて、遊びに来ませんか?」

雪がまだ降り続く中を、みんなで行きました。ほんとに一面真っ白!
子どもたちは、キャッキャと走り回る。
母親たちは、大きな雪だるまを作り出す。
そして親父たちは、ワインで雪見酒としゃれこんで。
この日の楽しさは、忘れられません・・・
人生の愉しみ方を熟知している人でした。

良い人と出会えたなあと喜んでいた矢先、
「北海道に行くことになりました・・」
と言われて、びっくり。
札幌の高等専門学校で、デザインとコンピュータを教える事になったとか。
本当に、Macの先生になられたのですから、すごい。
春を待たずに引っ越して行かれました。



ちょうど10年前の夏・・・
仕事で北海道へ取材に行った時、オジャマした事があります。
大きな黄色い家、広い庭があり、さくらんぼの木が実っていました。
突然の訪問でしたが、とても喜んでくれました。
「友、遠方より来たる・・だな」
太い声。
ヘミングウェイのようなひげ面に、優しい目。
望月さんの笑顔はおおらかで、園長先生みたいなイメージでした。
北海道の広さが、望月さんに似合っていると思いました。

あれから、10年も経っていたのか・・・
もう一度、お会いしたかったです。



ブログを書かれていたのを知ったのは、奥様からの電話のあとでした。
日々を愉しんでおられた様子が伝わってきます。
もう、一緒にワインを飲めないのかと思うと、寂しいです。
望月さん、お疲れさまでした。
どうぞ、安らかにお眠りください。ご冥福をお祈り致します。

















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by tobelune | 2015-10-22 07:07 | 思い出 | Comments(0)

望月さんの思い出

このところ、楽しい事と悲しい事と、両方あって。
気持ちの整理がつかず、モヤモヤしていました・・・

ひとつは、北海道に住む友人、望月さんの事。
(ぼくのMacの師匠Mさんとして、何度か書いたことがあります)
奥様から電話があり、久々でうれしくて明るく挨拶したら、
望月さんが亡くなられたと・・・
あまりの事に、言葉を失いました。



息子の保育園つながりで知り合いました。
2階の出窓に、煙を吐く大きな汽船のオブジェが置いてある家が近所にあって、
「面白いなあ・・どんな人が住んでるんだろう?」
って、妻と話していた。
それが、望月さんの家でした。
そういうオブジェを作ったり、CGイラストレーションを作ったりする、
プロのクリエイターが、こんなにすぐ近所におられたとは!

すぐに、家族ぐるみで仲良くなりました。
しばしば、お宅におじゃまして、Macを触らしてもらいました。
CG制作中の現場を見せてもらったりするうちに、
ぼくもMacが欲しくなり、購入。(20年ほど前の話)
もちろん最初は、何をどうすればいいのやら、さっぱりです。
望月さんは、そんなぼくにMacのいろはを教えてくれたのでした。

「最初の一ヶ月は、とにかく毎日、Macを触ること!
 なんでもいいから、やってみる。
 毎日やらないと、忘れるからね?」

「デスクトップ画面があるでしょ? これを机だと思ってください。
 フォルダは、机の引き出しに当たるわけです。
 フォルダの中にさらにフォルダがあって、その中にファイルがある。
 これは、引き出しの中に封筒があって、その中に書類があるって事・・」

「イラストレーター(アドビのソフト)は、切り絵である!
 いろんな形の色紙を作って、上に重ねていく感じだよね」

師匠の言葉は、的確かつ分かりやすくて。
(時には、缶ビール片手に講義を受けたりしたものです)
基本をしっかり覚えることができたのは、望月さんのおかげでした。
今でも、感謝と尊敬の気持ちで一杯です。


つづく















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by tobelune | 2015-10-21 13:10 | 思い出 | Comments(0)

ポッカリ出ました!

夏の間、夢中になって描き上げた挿し絵の、その本が、
とうとう本日発売になりました!!
じゃじゃ〜〜ん♪

(長井理佳・作 久保晶太・絵  アリス館)です!

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あれれ?
どこかで聞いたことあるぞ? と思われた方、正解です。
2年前、毎日小学生新聞で連載された、あの名作が、
1冊の本になりました。
とはいえ、連載当時のままでは、文章量が多くて入りきれません。
そこを、作家さんがギュギュ〜ッと濃縮したものに、
私が新たに絵をつけたわけです。
(ストーリーは、大筋は同じですが、変わったところも多々あり)

当時から、私は、
「こんな面白いお話、本にならないわけがない!」
と信じてきました。
やっと実現し、絵も全力を出し切れたので、本当にうれしい。
(前にも書きましたが、普通の本の2倍、たっぷり挿し絵があります!
さらに、遊びの仕掛けもあるので、見つけてください)
書店で見かけましたら、ぜひ、手に取って頂ければと思います。

今までヒミツにしていて、すみませんでした。
やっと発表できて、ほっとしています。
60歳の時点での、久保晶太の代表作となります!
よろしくお願い申し上げます。




















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by tobelune | 2015-10-17 13:27 | イラストレーション | Comments(2)

メッセージ

今朝のゆめです。



都心の広い大通りを、ぼくは渡ろうとしていた。
(たとえば、丸の内の辺りの雰囲気)
横断歩道のない所だった。
とにかく急いで、向こうに行かなくてはと・・。

渡る途中、道路の真ん中まで来たとき、右手から車が走ってくる。
あぶないかなと、立ち止まる。
と、ぼくの目の前で、その車が静かに止まって。
上品なご婦人が、ひとりで運転していた。
これは、「あぶないですよ」とか、注意されるのかな? と思っていたら、
彼女は、意外なことをしゃべり出す。

はっきりした言葉は思い出せないのだが・・・
「早く、絵本を作ってください。
 世の中がそれを必要としています」
みたいな事だったようだ。

このご婦人は、神様?
不思議に思っているところで、目が覚めた。



なんだったのだろう??
絵本の神様からのメッセージなのか?(笑)
そういえば、あのご婦人、きれいな顔だったな・・気高い顔というか。
励まされちゃったな。ははは。
がんばらなくちゃ。





















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by tobelune | 2015-10-12 12:50 | ゆめるね | Comments(4)

親父へ

昨夜、遅くに帰ると、
いつもは明かりが灯っている二階の息子の部屋が、真っ暗で。
「ああ、ヤツはもういないんだ・・」
なんとも寂しい気持ちで、家のドアを開ける。

kiki(ネコ)に「ただいま」と言って居間に入ると、
テーブルにメモ書きがあった。

『親父へ
 長い間お世話になったこと、とても感謝しています。
 年末年始などには帰ってくるので、お酒でも呑みましょう。
 末長く元気で、いつまでも優しい絵を描いて下さい。
 キキのことも面倒見てあげて下さい。
 それでは、再見。』

親父は、泣きそうになりました。ハハハ。





















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by tobelune | 2015-10-08 13:58 | 言葉 | Comments(0)

青年は荒野をめざす 3

今、息子は、引っ越しの荷造りをしている。
荷物は、そんなに多くはないようだが。
全部、段ボール箱に詰めて、今日中に送る手配になっているらしい。
そして、彼は、今夜の夜行バスで富山に旅立つのである。
ぼくは夕方から仕事に出るので、見送れない。
さみしい別れ方になる。



何度か、富山に出かけて、アパートは見つけたらしい。
でも、仕事はまだ決まらない。
大丈夫か?
幾ばくかのお金は、手渡した。
「返さなくていいから」と言うのに、
「いやいや、働いて余裕ができたら、きっと返すよ(笑)」と。
親としては、これくらいするのが当然なのにな・・・。



一昨日、夕方、ふたりで近所の小さな公園に行く。
記念に写真を撮っておきたくて、誘ったのだ。
三脚を立てて、セルフタイマーで撮る。

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背の高さが、ほぼ同じに見える・・・
ほんとに立派になったね。
いつの間にか、大人になっていたんだね。
あらためて思った。



最後に、なんと言って別れようか?
ずっと考えている・・・























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by tobelune | 2015-10-07 15:11 | その他 | Comments(0)

青年は荒野をめざす 2

つづきです。

「地方に行きたいんだ」と息子。
「地方って、どこだよ?」
「富山・・・」
「とやま? 富山県?
 へえ〜〜〜・・・いい所だよね〜・・・
 でも、なんでまた富山?」

何んのコネもない地方へ、いきなり行こうってか?
若いって、すごいなあ!!

「仕事は? どうするの?」
「向こうで探す」
「Tシャツ作家の夢は?」
「やめたワケじゃないよ。地方でもやれる事だし」

う〜〜ん、とうとうオレは、独りになってしまうのか・・・

もちろん心配だ。
けど、子どもの巣立ちをジャマしちゃいけない。
言いたい事は山ほどある。
けど、ここはガマンだ。
彼の人生は、彼が決めるんだ。親は口を出すべきじゃない。
見守ってやるしかないんだ。

ぼくの父が、そうしてくれたように・・・。


つづく





















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by tobelune | 2015-10-04 22:33 | その他 | Comments(0)

青年は荒野をめざす 1

ひとりで行くんだ 幸せに背を向けて〜 ♪

この曲が好きだった。
流行っていたのは、高校生の頃だったろうか。
歌を口ずさみながら、
いつか故郷を離れて独り立ちする日を夢見ていた、あの頃・・・

二十歳を過ぎて、
「東京に行きたいんやけど」と切り出した時、
父は、少しの沈黙の後、ゆっくりと うなずいてくれた。
あの時、父は何を思ったのだろう・・・。



7月のある日、息子が唐突に言った。
「親父? オレ、年内に家を出るつもりだから。
 早ければ10月・・・」
ああ、とうとう来たか・・・
いつか、この日が来るとは覚悟していたつもりだったけれど、
やはり、うろたえた。

「じゅ、10月って、すぐやん?!」・・・オロオロ(笑)。
「地方に行きたいんだ。
 山のある所に住みたいと思って」
「地方って? どこだよ?」


つづく

















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by tobelune | 2015-10-03 13:37 | その他 | Comments(0)

 空好き、猫好き・・・絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話!


by tobelune