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立体コツコツ

このところ、毎日のようにコツコツと作っているモノがあります。
小さな立体物。もう6個になります。

そもそも私は、立体を作るのは「超」がつくほど苦手です。
平面は得意なのに、三次元となると、あきれるくらい下手です。ほんと。
それが、なぜ、最近はまったかと言えば・・・



前から書いております、水面下で進めている絵本。
そのキャラのイメージを掴むために、実物を作ってみるといいんじゃないか?
そんなことを考えていた折に、ある日、画材屋さんでふと、粘土が目にとまる。
紙粘土のつもりで買って帰ったら、よくよく見れば、「石粉粘土」とある。
乾燥すると硬くなり、石質感が出るらしい。
へえー、知らなかったな、こんなの。

で、まあ、子どもに戻ったようなつもりで作り始める。
高さ数センチくらいの小さなモノなので、簡単かと思いきや。
小さすぎるのも、むずかしいもんだね・・・
大まかな形しか作れない。
あとは、乾燥させてから、カッターで削って形を整えることにした。

息子がシルバーアクセサリーをやっていたので、細工用のいろんな道具はあるのだが、
どれも使いこなせない。で、結局、普通のカッター(笑)。
最後に紙ヤスリをかけて整える。
アクリル絵の具で彩色して、完成である。

と、こう書くと簡単そうだが、こんな小さいモノに3日も4日もかかりました。
いやあ、大変だ・・・。
でも、それを持って散歩がてらに野原で撮影会をすると、これは楽しい!
ブログに載せたい気持ちで、うずうずしているわけですが。
いやいやいや。
企業ヒミツですから。絶対に載せませぬ。ご、ごめんなさい。

で、作家さんと編集者さんに見せたら、すごく気に入ってもらえて。
「ひとつ、ほしい!!」
なんて言われて、調子に乗って、また作っているのでありました。やはは。
(何度かやっているうちに、少しは上達したかも?)

確かに、立体を作ると、感じが掴める気がします。
手のひらに乗せると、コイツがしゃべりだしそうな雰囲気ですもん。
絵本作り・・・楽しくなってまいりました。




















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by tobelune | 2017-05-26 07:39 | えほん | Comments(0)

ブーワバナナ

久々のゆめるね。

異国の街並である。お祭りをやっているらしい。にぎやか。
明るい音楽が流れ、街中がハデハデな極彩色だ。(リオのカーニバル的な?)
すごいなあと感心しながら歩いている。
(仲間がいたように思うが、おぼろげである)

キョロキョロしながら歩いて行くと、大きなかごを持っているお兄さんが、
「これ、食べてみて?」
と、でっかいバナナ?を渡してくれる。
それは、両手の指で輪っかを作ったくらいの太いトウモロコシのような感じの、
でもバナナである(笑)。

黄色い皮をむくと、黄緑の皮が現れる。
「ありゃりゃ?」
それもむくと、今度は茶色く熟れたバナナの皮が現れる。
皮がわずかに裂けて、中の白い身が見える。
はち切れんばかりである。
「あ、これって、さっきその辺の人が食べていた、アレ?」
「そうそう、ブーワバナナ」

少しむいて、急いでひとくち、思い切りほおばる。
確かにバナナだ。すごい、もちっとしている。もっちもっちと噛んでいると、
「シュワシュワ〜」
サイダーの泡のような細かいアワアワが生れ、口中に広がる!
「来た〜〜〜!!!」
ジュワワワワ〜・・・口の中がアワだらけ。あふれる〜。
心地よいシゲキ感とでも言うのかなー。
「な、何だこれ?! 面白〜い」
これが、ブーワバナナか!!



目が覚めても、楽しい余韻が・・・
いやあ、珍しいもん食べたなあ。あははは。
あれは、不思議の国のカーニバルだったのだろうか?





















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by tobelune | 2017-05-25 12:32 | ゆめるね | Comments(0)

引き出し 2

昨日、古本屋さんに立ち寄りまして。
3冊買ってきました。どれも、きれいな本で半額以下。ありがたい。



先日の話の続きになりますが・・・
「引き出し」を増やす一番手っ取り早い方法が、読書かと思います。
どんな本を読んでも、引き出しがひとつは出来ちゃいます。あるいは、もっと。
それが、デザインや絵に直接関係ない本でも、です。

「若い頃は、イメージが泉のごとく湧いたんだけどなあ・・
最近は、さっぱり浮かばないんだよなあ」
なんて人は、きっと遊びが足りないんだと思います。まじめに働き過ぎ?
遊ぶ時間がないなら、せっせと本を読みましょう。
マンガでもOK。
本の世界で、空想の翼を広げましょう。



ちなみに、昨日手に入れたのは、この3冊。
1.「おおきなかぶ、むずかしいアボカド」(村上春樹・大橋歩)
  「アンアン」に連載されたエッセイを一年分まとめたもの。
  大橋歩さんの銅版画・・力の抜け具合が良くて、欲しくなる。ステキだーよ。
2.「NHK俳句 子どもを詠う」(西村和子)
  なるほど、「子育て俳句」という方法があったのか。
  もっと早く知っていたら良かったな・・・
3.「夜廻り猫」(深谷かほる)
  マンガです。8コマのマンガが延々と続くのだが。
  なんていうか、忘れていたモノを思い出させるような? ちょいせつない。

3冊とも、内容もさることながら、本のデザインも美しくて。
持っているだけで幸せな気分。
ああ、本はいいなあ!




















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by tobelune | 2017-05-22 18:31 | イラストレーション | Comments(0)

引き出し

表紙デザインの打ち合わせの時に、こんなことを聞かれました。
「いつも斬新なデザインを作って頂いてますが、そういったアイデアは、
どういうところから生まれてくるものなのでしょうか?」

「どうやって思いつくのか、ですか? はて・・・?」
突然聞かれて、首をひねる。わからない(笑)。
だって、なんとなく思いつくんだもんなあ・・・説明できないよ。
「べつに方法論なんてありませんし・・う〜〜ん、なんだろ?」
と、テキトーにお茶を濁して逃げましたが。

家に帰ってからも考えてみました。
アイデアは、どこからやってくるのだろう??



で、辿り着いたのは、「自分の中の引き出し」というイメージ。
日頃の生活の中で、あはは面白いと思ったこと、奇麗だなあと感激したこと、
これは、ちょっとしゃれてるなーとか、めちゃ可愛い!とか。
そういうのが、ひとつひとつ、
心の中の引き出しにしまわれているんじゃないかと・・。

長く生きてりゃ、引き出しは100も200も(あるいは何千?)あるのかも知れない。
でも、中には、錆ついて開かないものもあったり、
開けてもカラッポだったり(たぶん蒸発した?)・・・

で、結局、最近の引き出し10個くらいからアレコレ取り出してきて、
「これが、今回のデザインに生かせるんじゃないかな?」
なんてやっている気がするのです。



何も、仕事のために引き出しを増やしておこうとか、そういうんじゃなくて。
日々を楽しんでいるうちに、引き出しは自然に出来るんだと。
そう思います。
たとえば・・・
左手でラクガキをしてるのも、ひとつの引き出しになるし。
草花の写真を撮るのも、引き出しになる。
ワインを飲んでいて、お、いいラベルだねえ・・てのも、引き出し。
空の雲をポカンと眺めているのも。
悲しく落ち込むことさえ、引き出しになりうる。

そういうもんじゃないのかなあ?





















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by tobelune | 2017-05-15 15:47 | イラストレーション | Comments(0)

表紙デザイン

ある小学生向け教材の表紙デザインの依頼を頂きました。
長くお付き合いさせて頂いているクライアントなので、「自由にデザインしてください」と。
私を信じて託してもらえることが、うれしい。ありがたい。
こちらも、信頼に応えなくちゃと思います。



そういえば、昨年作ったデザイン(つまり今年の教材)をまだ載せていませんでした。
ここで公開します。
こちらは、中学生向けのテキストのデザイン。


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5教科のシリーズです。
「椅子」というのは、ひとつポンとあるだけで人をイメージさせますよね。で、
椅子をモチーフに、教材の硬さを感じさせない、しゃれた感覚の表紙を目指しました。
小さくて分かりにくいかもしれませんね。
下の版下見本の方が、イメージが伝わるでしょうか。



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白地で、スッキリした配色、文字もシンプルなフォントです。
椅子は、色紙を切って作りました。
たぶん、こういう感覚の教材って、あまりないんじゃないかな。大人っぽくて、いいでしょ?
4月から、これを使っている中学生、いるはずです。
どうか、少しでも楽しく勉強ができますように。







目指すは月。













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by tobelune | 2017-05-13 14:38 | イラストレーション | Comments(0)

ラクガキ 23

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「はるかなる星にねがいを」
2月に描いた絵を今頃、やっとやっとのお披露目ですー。(一部、トリミングされています)
ある賞に応募していたため、公開出来ずにおりましたが、結局ボツになったので(笑)。

この絵、自分でもすごく好きで、スマートフォンのホーム画面にしています。
もちろん、左手で描いたものです。力入ってます。

ちょっと季節外れですが、許してね。ははは。








この絵には、この曲かな・・・













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by tobelune | 2017-05-12 11:34 | えほん | Comments(0)

懐かしい記憶

いつもよく行く、K市の緑地。
新緑が、かなり濃くなり、虫も飛び始めた。


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スズカケノキを見上げながら、サンドイッチを食べた。
暑い日だったが、木陰は涼しい。風もよく通る。


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散策するうちに、足元に小さな黄色い花を見つけて撮る。
赤い実ができている。これ、何だっけ?
どうやら、ヘビイチゴと判明。
そうか・・・こんな花だったっけ? すっかり忘れてしまっていたな・・。


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ヘビイチゴ・・・昔、住んでいた家の庭の片隅に咲いていたっけ。
道子ちゃんが「かわいい」と言って、そのまま放っておいたら、どんどん増えて広がって。
朝露が降りた風情なんかは、高原の野原を思わせた・・・

すっかり忘れていた。
あまり踏まないようにと、レンガを飛石のように置いて、その上を渡った(笑)・・・
懐かしい記憶がよみがえってきた・・・




















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by tobelune | 2017-05-06 19:38 | photo | Comments(0)

ねえねえ買って〜

昨日のつづきです。

私が「上野の森親子フェスタ」に参加するのが遅れたので、
その前に、こんなことがあったと、作者の長井さんが話してくださいました。

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小学生の女の子が、「ポッカリをさがして」の表紙絵を見て気に入ったらしく、
本を手に持ってお母さんの元へ。
「ねえ、これ買って?」
「だめ、買わないよ。戻してきなさい」
で、戻ってくるが、女の子やはりあきらめきれず、また持って行く。
「ねえねえ、買ってよ〜」
「だめだって」

というのを、5回ほど繰り返したのだそうです。(がんばりましたね 笑)
とうとう、お母さんも根負けして、
「わかったわかった」
お買い上げくださったとのこと。えらいぞ、お嬢ちゃん!

「やっぱり、表紙って大事ですよね・・」
長井さん、しみじみとおっしゃってました。
そうかー、そんなに気に入ってくれたのかー・・・
その子に会いたかったなあ!

と言っていたら。
終わり頃になって、そのご家族がブースに寄ってくださる。
「あとで画家さんが来られると聞いていたので、また寄ってみました」と。
「あ、じゃ、絵入りのサインしますよ〜。ありがとうございます」
というわけで、気持ちを込めて猫の絵を描かせて頂きました。
(著者と画家のWサインに)
「また来てみて、よかったです〜」
と、お母さんも、女の子も大喜びでした。

うれしいなあ〜♡





















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by tobelune | 2017-05-05 07:25 | えほん | Comments(0)
行ってきました、上野の森親子フェスタ!
いつも夏日になるのが恒例でしたが、きょうは晴れても22℃と、わりと快適。
とはいえ、やっぱり暑く感じるのは、人が多いせいかも知れませんね(笑)。
上野公園は、もう、すんごい人出でした。

日本児童文芸家協会のブースで、「ポッカリをさがして」の本を著者の長井理佳さん
自ら売るというので、私も少しはお手伝いをしなくてはと・・・。
協会のみなさんは朝から準備して夕方まで、みっちりつめておられましたが、
私は午後2時すぎから参加しました。

「こんにちは〜。いらっしゃいませ〜。
 今なら、猫の絵入りのサインをします〜! きょうだけですよ〜!」
なんて呼び声を上げて。
本当に、この日だけのスペシャルなサインをしましたよ。
こんなの。
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これは、こういう絵の入ったサインをしますという見本ですが。
ミックス色鉛筆を駆使しております。
わざわざ20色入りの色鉛筆セットを持参。(これも、まあ、パフォーマンスのうち)
描いているところをスマホの動画で撮られたりしました。あはは。
小学生の子たちは、すぐ横まで来てじっと見ていたり・・。
子どもさんに絵を喜んでもらえるって、すごくうれしい!!

「好きな猫の色は?」なんて聞いたりして、
「アメショー(アメリカンショートヘア)」とか言われると、
それっぽくアドリブで色をつけたり。
あるいは、買ってくれる人のファッションを真似て、ピンクのボーダーの
猫にしちゃったり。
ノリノリでやってました〜♫

おかげさまで、早めに完売!!
もっとあれば、もっと売れたのにね(笑)。

直接、読者のみなさまとふれ合える、この感じ。
ああ、もっとやりたいなって思います。
本をもっと出して、「久保晶太先生のサイン会」って、どーーんと大きな看板を
出してもらえるようになりたいもんです。

うん。がんばろう。
帰宅して、ひとりで乾杯をしたのでありました。お疲れ〜!
幸せな一日でした。




















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by tobelune | 2017-05-04 22:07 | えほん | Comments(2)

じっちょりん

前々から「ほしいなあ」と思っていた絵本を、とうとう買いました!
「じっちょりんのあるくみち」(かとうあじゅ作 文溪堂)です。
じわりじわりと静かなブームを巻き起こし、
今や、春夏秋冬、4冊のシリーズになっています(すごいこと!)。
本作が春の巻で、デビュー作でもあります。



虫のような、妖精のような「じっちょりん」の家族。
彼らは、花びらや花粉を食べます。
でも花の種だけは食べないで貯めておいて、みんなで町のあちこちを歩きながら、
道の端っこや、コンクリの割れ目やらに蒔くのです。

アスファルトの道のすみっこなんかに、小さな花が健気に咲いていたりするのは、
「じっちょりん」の仕業だったのですね。
・・という絵本です。

けしてうまい絵ではないと思うのだけれど、伝わってくる絵です。
ものすごく伝わってくる。
「じっちょりん」が何者か、何の説明もないけれど・・・わかる。
ああ、こういう存在なのだなあと、誰にでもわかる。
そして、本当にいるような気がしてくる。

こういう絵本、作りたいなあって、しみじみ。
学ぶところの多い一冊でした。





















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by tobelune | 2017-05-01 17:09 | えほん | Comments(2)

 空好き、猫好き・・・絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話!


by tobelune