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つぎはぎズボンの少年

「ほれ。ひざにツギ当てたからな・・・もう、穴あけたらあかんで?」
母さんは、言います。
少年はいつも、ズボンの両ひざに穴をあけてしまうのです。
直径2cmくらいの丸い穴。
母さんはいつも、あきれながらツギを当ててくれるのでした。

どうして、ひざに穴があくのかと言うと・・・

少年は、「空想遊び」が大好きだったのです。
自分が動物になった世界を思い浮かべて、夢中で遊びます。
すると、体もじっとしていられないのです。
畳の部屋で四つん這いになって、あちらへこちらへと回ります。
それが、楽しくてしょうがない。
毎日そうやって、ひざをこすってしまうので、すぐに穴があくのです。

母さんに何度叱られても、どうしようもないのです。
少年は、鹿になったり狼になったりして、森を駆けるのですから。



やがて。少年は大人になりました。
あの、つぎはぎズボンの少年は、もういません。
「空想遊び」も、やめてしまいました。
あんなこと・・・あんなヘンなこと・・・大人は、しないよね?(笑)










いえ、ウソです。
さすがに、ひざをすって遊ぶのはやめましたが、「空想劇」はずっと続いて・・・
ずっとずっと続いて。
絵本の道へつながりました。
誰にも秘密にしていた、つぎはぎズボンの少年のお話。




















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by tobelune | 2017-08-30 15:01 | 子どものころ | Comments(0)

ミルク菓子のような

今朝のゆめのお話、ゆめるねです。



一人で街を彷徨っていると、大きな河に出る。(たぶん海ではなく河だったと思う)
観光スポットなのか? 人で賑わっている中で、漁師さんが作業をしている。
それを見ながら、ふと足元に気がつくと、排水口のような小さな穴から
白い虫のような?何かが、ひょこんと顔を出しているのを見つける。出たり引っ込んだり。
鼻が三角にとんがっていて、ひげもあるような・・・なんだろう?
そいつは、すべて真っ白なのだ。
目も真っ白。
「オケラ?」
なぜか、口をついて出た。
「オケラって、こんなんだっけ?」
いや、虫ではなさそうだ・・・カニ?
見た事もない不思議なヤツなので、スマホで写真を撮ろうとする。

「ああ、そいつは、この辺にしかいないんだ。めずらしいべ?」
漁師のおっちゃんが笑っている。
が、スマホの画面で見ると、人間っぽいのだ。
(クリスマスに作る人の形のクッキーがありますね。ジンジャーボーイ?
あんな感じで、平べったい。で、真っ白、すべすべ。あ、赤ちゃんのお菓子で
ミルクケーキとかいうの、ありますね。パキパキっと食べられる、白くて薄いの。
あんな質感で、でも生きて動いている)
小人? 妖精?
しゃべるわけじゃないけど、レンズを向けているうちに家族だか仲間だか、
どんどん穴から出て来て、じゃれ合って笑っているように見える。



そのあと、どうしたのかは、記憶があいまいです。
ヘンなゆめでした。
ゆめでも、スマホで写真を撮るようになってるのが・・・笑える。




















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by tobelune | 2017-08-29 14:37 | ゆめるね | Comments(0)

3粒の宝石

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午後4時すぎ、幼稚園の横を通りかかりました。
傾きかけた日の光が、葉の隙間からわずかに葡萄の房に差し込んで・・・
上の3粒が内側から光を放っていました。
その美しさにはっとして、シャッターを切ったのですが。
この写真で伝わるでしょうか?

こんな瞬間に出会えるとは!
葡萄を観察し続けたことへの、ご褒美かな? なんて。




















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by tobelune | 2017-08-25 14:10 | photo | Comments(0)

12粒

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葡萄の自由研究は終えたのですが・・・
こんな小さな房がまだ頑張っているのを見つけたので。
絶妙な色彩・・・
夏の終わりの夕空のような。
奇麗です。




















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by tobelune | 2017-08-24 14:06 | photo | Comments(0)

億光年

光年を越えて恋する夏の星      笑太



句会に出しました、三つめの句です。
二月に、「ひとつだけ おしゃべりもいる冬の星」と詠み、好評でした。
ならば、夏の星も詠もうと。
恋する星は、七夕のことです。織姫さまと彦星さまですね。
これは、実際の星で言いますと、こと座のベガとわし座のアルタイルになります。
夏の大三角のふたつです。

で、ふたりは、年に一度しか逢えない遠距離恋愛なワケですが(笑)、
ふと、どのくらいの遠距離なのだろう? と思いまして・・・
調べたところ、ベガとアルタイルの間の距離は、16光年だというのですね。
光の速さで16年かかるんですよ?
それでも、年に一度逢うって・・・
つまりね、恋する力は、光より速いってことなのだ! ドン!



ところが、この句は点が入りませんでした。
「理屈っぽい」とのこと。
大先輩のYさんが、こんな風に添削してくださいました。

気持ちはよく分かるんですが・・「光年を」の「を」が良くない。説明的。
これを例えば、「億光年」とする。
実際は16光年でも、億くらい言っていいんです。

億光年 越えて恋する夏の星

ほ、ほんとだ。すごく良くなった! 
宇宙の広がりを感じられるような・・・
うわあ〜〜・・納得です。
ほんのちょっと変えただけで、こんなにも句のスケールが違ってくるんだね。
勉強になりますー。




















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by tobelune | 2017-08-20 16:02 | 俳句 | Comments(0)

葡萄の実 最終回

というわけで、突然の最終回になっちゃいました。
いわゆる総集編ということで、花から実になるまでの全写真記録をご覧下さい。
衝撃の結末が待っている・・・


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いきなり「ドン!」と、熟しましたねー。ごめん。あはは。
12週間という長い間お付き合いくださり、ありがとうございました。




















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by tobelune | 2017-08-17 14:44 | Comments(0)

ななな

なんという事でしょう。
昨日、通りがかりに見たら、例の観察中の葡萄がなくなっていました。
ガビ〜〜〜ン!

まだ熟していないのに、もう収穫された?
いえ、よく見れば、房を丸ごと取ったのではありません。
実だけをもいで、ジクは残されていました。
鳥が食べたにしては、キレイサッパリ無くなりすぎです。
誰だよ? こんなにひどいこと・・・

まあ、自分ちのじゃないから、私が怒るのも変なのですが。
ここまでの観察記録が、尻切れとんぼの大ピンチです。
うわあ、夏休みの宿題が〜〜・・
あ、ちがうか(笑)。
大人の自由研究が・・・

どうしよう?





















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by tobelune | 2017-08-16 14:11 | その他 | Comments(0)

時間旅

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古き地図古き夏あり時間旅      笑太



今回の兼題が「古」を詠み込むということで。
この句が、4人の方の支持を得て「地」に選ばれました。
「古地図を持って、何百年も前の歴史を辿る旅をしている」と解釈された方もあれば、
「自分が若い頃に行った旅の地図を見て、思い出にひたっている」という人も。
正解は、後者なのですが・・・
いろんな解釈ができるというのも、俳句の面白さですね。

「音楽は、タイムマシンである」と前に書いたことがありますが、
地図もまた優秀なタイムマシンだと、今回気づきました。
昔の山地図に歩いたルートが赤いラインで記されていたりすると、
もう、その場面が目に浮かんできます。
ここでおにぎりを頬張ったとか、ここには木いちごが咲いていたとか。
見晴らしが良くて、青空で、風が気持ちよく吹いていたとか。
一緒だったメンバーの笑顔、話し声まで聞こえるようです。

時間旅・・・
それは、楽しくもあり、せつなくもあり・・・
いつの間にか、涙を浮かべていたりもします。





















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by tobelune | 2017-08-15 15:00 | 俳句 | Comments(0)

葡萄の実 9

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さらに奇麗な色になりつつあります。11週めの葡萄です。
左奥にあった熟した房は、収穫されてしまったようです。そりゃそうか。

この子は、人間でいうと、まだまだ思春期くらいでしょうか。
まだこれから、ですね。




















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by tobelune | 2017-08-14 13:55 | photo | Comments(0)

ビンビン

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よく聞けば ビンビンゼミかも知れません      笑太



夏の句会がありました。
今回はわりと順調に句が作れて、前日には三句揃っておりました。
ところが当日、朝風呂に入っていましたら、近くでミンミンゼミが鳴き始めました。
じっと耳を澄ませているうちに、
「うん? ミンミンゼミと言うけど、この声は・・・ミンミンじゃないよな?
割れているぞ。・・・ヴィーーンヴィンヴィンかも・・・
ビンビンゼミじゃん?」
というわけで、この句が生れました(笑)。

とても気に入ったので、これを出す事に。(代わりに落とした句、ごめん)
あまり点は取れませんでしたが、笑ってもらえたので満足です。
これぞ、笑太にしか詠めない句だと言ってもらえました。あはは。

ミンミンゼミの声、よーーく聞いてみてくださいね。


つづく




















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by tobelune | 2017-08-13 00:50 | 俳句 | Comments(0)

 空好き、猫好き・・・絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話!


by tobelune