3月の花

お待たせしました!(待ってない?)
今月は、スミレです。
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これは、えらく日数をかけて、
コツコツとかき揚げ、いえ、描き上げた作品です。
花を目立たせるため、葉っぱは簡略化しました。

自分で言うのも何ですが、
ていねいな仕事が出来たと思います。


Over The Rainbow  the Modern Jazz Quartet
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# by tobelune | 2012-03-11 00:15 | イラストレーション | Comments(0)

公募こぼれ話04

つづきです。
観光ドライブから帰って旅館に着いたのは、まだ明るいうちだった。
でも、とにかく酔ったし疲れたので、早々にベッドに寝転ぶ。
と、トントンとドアをノックする人がいる。
出てみると、おじさん達が数人、にこやかに立っていた。
「我々は、桜江町の郵便局の者ですが、
 今夜たまたま、ここで飲んでましてね。どうです? 
 一緒に一杯やりませんか?」
どうです?と言いながら、有無を言わさず引っぱり出された感がある。

旅館の食堂で宴会が始まる。
「遠いところをよう来んさった。飲みんさい」
「さすが東京の人は違うの〜。わしら、式ちゅうたら、
 ネクタイと決まっとるんじゃが、久保さんはオシャレじゃの〜」
そういえば、ネクタイはせず、ジャケットに詰めえりのシャツを
着ていたのだった(妻の見立てである)。

きりのいい所で引き上げようと考えていたら、
後から郵便局長さんがいらっしゃる。
「久保さんは、ええ人じゃの〜。気取らんところが、ええ!
 ここじゃ、なんだ・・ええ店を紹介しますけん、ちょっと
 つき合うてください」
うへえ・・・
どんどん酔いが回るよ〜。あ、歩けるかな?
ふらつきながらついて行く。
近くの焼き鳥屋さんに入る。まだまだ夜は長いのだった・・・。


それにしても、みなさん、人なつこくて情に厚い人たちである。
その後も何度か公募で賞を頂き、あちこち招待されたけれど、
この桜江町ほど温かく迎えてくださった所はない。
本当に、ありがたい事でした。


ぼくは、公募は「縁」だと思っております。
絵やデザインの技術も必要だし、キャラクターのアイデアも、
それに込める想いも、もちろん大切ですけど・・・。
最終的には縁だと。

だから、作るときは開き直って、自分のやりたいようにやる。
ウケをねらったりしない。媚びない。
一番描きたいものを描いて、それでダメだったら、
縁がなかったのだと思うようにしています。

よく野球に例えるのですが、
「三振か、ホームランか・・」というくらいに、思い切って
大振りしていいのだと。
仕事では三振はできないけど、公募はそれでいい。
そう思っているのです。


On the Sunny Side of the Street  Diana Krall
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# by tobelune | 2012-03-10 00:15 | 思い出 | Comments(0)

公募こぼれ話03

つづきです。
ビールで酔っぱらい、これはやばい(汗)という時に、
折よく役場のTさんが来てくれて、
「せっかくですから、この辺を観光してみませんか?」
おお、ナイスタイミング!
というワケで、宴会を抜け出す。
クルマで、あちこちの名所を回ってくださる。
ドライブしながら、Tさん、こんなウラ話を聞かせてくれた。

「今回の募集ですけど、2月末日締め切りだったんですよ?
 ところが、3月に入ってからも、作品が沢山送られて来たんです。
 で、これ、どうするか?ってことになって・・・
 締め切りは締め切りだから、厳しくすべきだという意見も
 あったのですが、あまりに点数が多いんで、やっぱり、
 これも加えて選考しようと・・・。
 その中に久保さんの作品があったんですよ!(笑)」
あらら、なんとなんと。
2月末日消印有効と思っていたのが、実は末日必着だったワケか。
いや〜〜、あぶない所でした。
カンちがいした人が多くて助かった〜。あはは。

さらに面白い話。
「昨日、久保さんを出迎えるっていうので、
 さて、東京のイラストレーターって、どんな人だろう?
 赤いバンダナ頭に巻いて、熊みたいなヒゲをはやして・・・
 とか、いろいろ想像していたんです(笑)。
 バスから降りてきた人の中に、それらしい人がいなくて(爆笑)。
 いや、でも、久保さんがこういう人で良かったです。
 ほっとしました!」
あっははは。ごくフツウの人で、ごめんね〜。拍子抜け?

大きな滝のある公園に着いた。
ちょうどサツキが満開で、その派手なピンクの中を黒い蝶が舞っている。
カラスアゲハかな。
よく見ると、あっちにもこっちにも、もう何十匹といる!
羽をふるわせながら、花の蜜を吸っているのだ。
なんと美しい、夢の中のような光景!
こんなの初めて見た。(羽化したばかりだったのかも?)
Tさんでさえ、驚いて見ておられた。

まだつづく


"おじいさんの11ヶ月"  栗コーダー カルテット
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# by tobelune | 2012-03-09 00:12 | 思い出 | Comments(0)

公募こぼれ話02

つづきです。
1994年5月9日晴れ。
羽田から広島へ、ヒコーキで飛ぶ。広島で高速バスに乗り換え北上。
2時間あまり新緑の中を行くと島根県。
桜江町に着くと、役場のTさんが出迎えてくださる。
町役場に案内され、町長さんと談笑。
「見れば見るほど、味わいがあるかっぱです!」
と、もう、べたほめ。くすぐったい気分。
Tシャツ、トレーナー、タオル、ポスター、役場の人々の名刺にまで、
ぼくのかっぱが活躍。なんとも、うれしい。

天候に恵まれ、山の緑が輝いている。
うぐいすの声が聞こえてくる。
のどかな日本の田舎。

式は翌日なので、この日は挨拶だけ。
となりの江津市にある旅館に泊まる。
「お風呂混みますから、早いうちにお入りになった方が・・」
と仲居さんが教えてくれ、まだ明るいうちから一番風呂を頂く。
ゆったりくつろぐ。いい気持ち〜〜。
すっかりうれしくなり、夕食にビールを一本つけてもらう♪


5月10日、桜江町40周年記念式典。ホールに案内される。
いろんな功績のある町の人々が表彰された後、
いよいよ、ぼくとキャラクターの出番である。どきどき。
壇上に上がり、町長さんから賞状を頂く。
かっぱの絵がデカデカと披露される。
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席に戻ると、おやおや?
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かっぱの絵の後ろから、本当にかっぱが出現!
太鼓をドンドコやり出した。
へへ〜〜、こりゃいいや。盛り上がるねえ!

式のあと、お酒が振る舞われる。
遠慮して地味に飲んでいたら、地元のお偉いさん方が次々と来て、
「まあまあ、飲みんさい飲みんさい」とビールをついでくださる。
「あ、ありがとうございます」
愛想良く飲んでいるうちに、頭がフラフラしてきた。
あ、やばい。
ここで昼間っからつぶれるワケにはいかない。
しっかりしろ〜! と、自分に言い聞かせるが、まだまだ
「飲みんさい」攻撃はつづく。
あやうし!

つづく


うわさの男Everybody's Talkin'  ニルソンNilsson
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# by tobelune | 2012-03-08 00:10 | 思い出 | Comments(0)

公募こぼれ話01

1994年4月、島根県桜江町から一本の電話。
ぼくが描いたかっぱのキャラクターが、最優秀賞に選ばれたらしい。
「やった〜〜〜っ! オレのかっぱが日本一〜〜〜!?」
ちょうど、妻も義母も義弟も居合わせて、みんなで喜んだものである。
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この絵を描いたのは、締め切り当日であった。
それまでにも何回も描いてみるが、どうも気に入らず、
ほとんど、あきらめかけていた。
2月28日、当日消印有効の日の朝、これが最後とばかりに、
インク瓶のスポイトで直接描いてみる。
ワットマン紙がはじく性質を持っているため、線が不規則になり、
面白い効果が出た。
「お〜! これだ!」
小さく描いた絵を拡大コピーして、カラートーンで色をつける。
(当時はまだ、パソコンがなかった・・・)
そして郵送する。まさにぎりぎりだった。

これが、ぼくの公募での初入賞である。
ちなみに賞金は10万円。いやあ、うれしかったなあ。
で、5月に町の40周年記念式典があって、
そこでキャラクターの発表と表彰式をやるという。
ご招待というので、喜び勇んで羽田から飛行機で旅立ったのでアル。
島根県は初めてであった。

つづく


Que Sera Sera  Doris Day
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# by tobelune | 2012-03-07 00:18 | 思い出 | Comments(0)

シーサー

またも発掘された古い絵。
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沖縄の本の装丁に使ったものです。
沖縄が好きでしたので、装丁にも力が入りましたね。

沖縄には3回行きました。
行くたびにシーサーに惚れ込み、写真を撮っていました。
そして自分でも、いくつか陶芸で作ってみました。
そのうちのひとつをスケッチしたのが、これ。

シーサーは元々魔除けでして、日本の狛犬と同じ流れを持つもの。
なのですが、怖そうとか強そうとかじゃなく、
どこか愛嬌のある所が好きなんですねー。
牙をむいてても、ユーモラス。
屋根職人さんが、楽しんで作っている感じがします。

沖縄、また行きたいなあ・・!


  ORANGE RANGE
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# by tobelune | 2012-03-06 00:06 | イラストレーション | Comments(4)

ニュース

雨の霞ヶ関で、変な男を発見!
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1979年頃の写真と推定されます。


雨にぬれても  B.J. Thomas  


(補足説明)
ここは、丸の内だったかも知れません?
雑誌の編集者時代。
この日、読者の集いがあり、何かイベントをする予定が雨で流れて、
急遽、雨の日でもできる遊びを考えたわけです。
で、ひとりで傘を何本持てるか大会とか、
霞ヶ関ビル(36階、当時は超高層ビルの代表格)を階段で駆け上がる大会
とか、思いつきでやりました(笑)。
当時のビル管理の人、よく許してくれたもんです。
若気の至りです。
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# by tobelune | 2012-03-05 00:36 | photo | Comments(4)

 空好き、猫好き・・・絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話!


by tobelune