インタビューの思い出 3

練馬区下石神井にいわさきちひろ美術館が出来て、数年後のこと。
ちひろさんの息子さんが副館長さんらしいと知り、会いに行った。
松本猛さんは、当時まだ30前の若々しさであった。
終始にこやかだった印象がある。

いろいろ伺ったあとに、ぶしつけながら、
「どうして絵を描く方向に進まれなかったのでしょうか?」
と質問してみたところ、
ちひろさんの、こんなエピソードを聞かせて頂いた。
「とにかく、チラシの裏でもなんでも、紙があれば絵を描かずには
 いられない人でした。筆を持たない日は、一日もなかった。
 画家というのは、そういうものだと思いました。
 ぼくは、その点、何日も絵を描かなくても平気でいられる・・・
 だから、絵描きにはなれないと思ったのです・・」

この言葉は、グサッと来ました。
「オレは、どうなんだ?」
と、自問自答し、画家にはなれないかも・・と悩んだり(笑)。
今でも時折、この言葉を思い出しては、ドキッとするのでした。
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by tobelune | 2012-02-13 00:01 | 思い出 | Comments(0)

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