公募こぼれ話03

つづきです。
ビールで酔っぱらい、これはやばい(汗)という時に、
折よく役場のTさんが来てくれて、
「せっかくですから、この辺を観光してみませんか?」
おお、ナイスタイミング!
というワケで、宴会を抜け出す。
クルマで、あちこちの名所を回ってくださる。
ドライブしながら、Tさん、こんなウラ話を聞かせてくれた。

「今回の募集ですけど、2月末日締め切りだったんですよ?
 ところが、3月に入ってからも、作品が沢山送られて来たんです。
 で、これ、どうするか?ってことになって・・・
 締め切りは締め切りだから、厳しくすべきだという意見も
 あったのですが、あまりに点数が多いんで、やっぱり、
 これも加えて選考しようと・・・。
 その中に久保さんの作品があったんですよ!(笑)」
あらら、なんとなんと。
2月末日消印有効と思っていたのが、実は末日必着だったワケか。
いや〜〜、あぶない所でした。
カンちがいした人が多くて助かった〜。あはは。

さらに面白い話。
「昨日、久保さんを出迎えるっていうので、
 さて、東京のイラストレーターって、どんな人だろう?
 赤いバンダナ頭に巻いて、熊みたいなヒゲをはやして・・・
 とか、いろいろ想像していたんです(笑)。
 バスから降りてきた人の中に、それらしい人がいなくて(爆笑)。
 いや、でも、久保さんがこういう人で良かったです。
 ほっとしました!」
あっははは。ごくフツウの人で、ごめんね〜。拍子抜け?

大きな滝のある公園に着いた。
ちょうどサツキが満開で、その派手なピンクの中を黒い蝶が舞っている。
カラスアゲハかな。
よく見ると、あっちにもこっちにも、もう何十匹といる!
羽をふるわせながら、花の蜜を吸っているのだ。
なんと美しい、夢の中のような光景!
こんなの初めて見た。(羽化したばかりだったのかも?)
Tさんでさえ、驚いて見ておられた。

まだつづく


"おじいさんの11ヶ月"  栗コーダー カルテット
by tobelune | 2012-03-09 00:12 | 思い出 | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


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