奇跡の夜に

昨夜、ワインを飲みながら。
こんなことをね、想像していたんだ・・。



もう二十歳になった息子が、夜、帰宅すると、
家の中は真っ暗で。
「オヤジ、もう寝たのかな?」とか思って、居間のドアを開ける。
パッと明かりがついて、クラッカーがパパーン!
「メリークリスマ〜ス!」
ぼくと妻道子が笑っている。
食卓には、クリスマスのごちそう。
「え? あれ?
 なんで?・・・」
「あははは。びっくりした?
 今夜は特別だから、母さん来てくれたんだよ」



そんな奇跡が、起きてくれればいいのに・・・。
涙がこぼれた。
「なに考えてるんだ、オレは? あほか?(苦笑)」
自分にツッコミを入れる。
生チョコケーキをほおばる。



でも、こういう想いの人は、
他にもたくさん、いるんじゃないだろうか・・・。
そんな人たちの心を、(自分を含めて)
ほんの少しでもいいから、楽にできないものだろうか?
ぼくは、そういう絵本を作りたい。
「笑い」は、人を救えるだろうか。




Chaplin Keaton Limelight
by tobelune | 2012-12-25 10:09 | ゆめるね | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


by tobelune