丁寧な仕事

昨日のつづきです。

丁寧な仕事をしたいという話でしたが、
絵における「丁寧」とは、どういうことか?
と言いますと・・・
一枚の絵を、何日もかけて丁寧に描く・・・
というのとも、ちょっと違うんですよね、ぼくの場合。


絵って、ていねいに描きすぎて、逆に
つまらない絵になっちゃう場合が、多々あります。
勢いがなくなってしまう・・・
だから、そうじゃなくて、
「準備」に時間をかける丁寧さがほしいと。

スポーツ選手をよく考えるんですけど。
彼らは毎日毎日、同じ事を反復練習して技術を磨いて、
そして試合に臨むわけです。
絵描きも、同じであるはずなんです。

たとえば、
バラの花のイラストレーションが欲しい!
と、依頼がきたとして。
締め切りまで、10日あるとしたら。
7日くらいは、ひたすらバラの花をスケッチする。
つまり、練習する。
その試行錯誤の中から、
「あ! こうすれば、バラらしさが出るんだ!」
と、つかめたところで、本番に入る。

本番は、あっという間かも知れない。
1時間で描けてしまうかも知れません。
でも、これは、丁寧な仕事だと思うわけです。
これが、理想です。


「やれるだけやった!」
と言いきれる仕事のやり方をしたいです。




We Are The Champions    Queen
by tobelune | 2013-01-05 08:06 | 言葉 | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


by tobelune