本はどうやって作られるか 2

ただひとりの少女(とお母さん)のために、3人の作家さんと1人の画家が話す。
こんなゼイタクな自由研究があるだろうか(笑)。

久保晶太の講演の始まり。(場所は、スタバのテラス席です)
まずは、「あたしのサンドイッチ」を読み聞かせ。
ウケたので、ほっとする。
で、「この話を思いついてから絵本になるまで、5年かかりました」
と、絵本ラフ7冊をテーブルに広げてみせます。
鉛筆書きの簡単なものから、カラーでプリントされたものから、
きちんと本の形になっているものまで。

途中でお話の展開が変わったり、また元に戻ったり。
女の子のキャラクターが、おてんばさんから、かわいい路線になったり。
あれこれと試行錯誤の軌跡が見えます。

さすがに、小学生相手に、妻のことは話せなかったのですが・・・
モノ作りの楽しさ、大変さ、その辺は伝わったかな・・・と。

Kちゃんには、絵本をプレゼントしました。
子どもの心に、この変てこなおじさんが、どう映ったことでしょう?

そういえば、こんな質問をされました。
「どうしたら、絵が上手になれますか?」
そ、それが分かれば苦労はしない・・・と思いながらも、
しばし考えて。
「えーと、自分の好きなものをたくさん描くこと、かなー?
猫が好きだったら猫をたくさん描く、ケーキが好きだったらケーキを
たくさん描く・・・そういうことかな」
と答えました。ははは。



Kちゃんが、きょうのインタビューに何を感じたかは分からない。
でも、10年後とかに彼女が現れて、
「絵本作家をめざしています!」
とか話してくれたら・・・楽しいだろうなあ。

つづく





Garota de Ipanema
by tobelune | 2014-08-02 07:27 | えほん | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


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