コロボックル絵物語 3

そして、今週はじめ、その絵本は届いた。
「コロボックル絵物語」有川浩・作 村上勉・絵
黄色い帯には、
「300万人が愛したコロボックル物語
有川浩 書き下ろし新シリーズ、スタート!」
とある。

心をときめかせながら、ページをめくる。
が、あれれ? これは・・・
絵物語でも、絵本でもないような・・・
なんというか、
さとうさとる作の、これまでのあらすじをかいつまんで説明して、
「さて、次から私が受け継ぎましたよ、よろしくね」
という、「ご挨拶」なのであった。

正直、ちょっと肩すかし(笑)。
これはまだ、準備運動、小手調べくらいの感じである。
とはいえ、本気の有川版コロボックルは、これから出てくるはずで、
そちらを大いに期待したいと思う。
(なんか、書き方がえらそうで、すみません。楽しみにしてるんです)

もうひとつ。
村上勉さんの絵が、変わったなあと思う。
以前の絵と、同じ場面を描き直したりしておられるのだが・・・
登場人物が、微妙に大人っぽくなってる。
作者とともに絵も変化するのは当然であるけども。
ちょっと残念なような複雑な気分。

どうせなら、この際、画家も新しく引き継いでもいいのに・・・
なんて考えるのは、ぼくだけだろうか?



そもそも、作家から作家へ「物語を引き継ぐ」なんてこと、
例のないことじゃないのかな??
新たな試みとして注目していきたいのであります。

おしまい





こどものせかい   Kotringo
by tobelune | 2015-06-18 15:17 | ロマンやね | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


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