面白い人生やったやん

今朝のゆめるね。



夜である。みんなで飲みに行こうという事になって、街を歩く。
が、周りの連中をよく見ると、知らない人ばかり。
大友克洋さんのマンガに出てくるような大学生たちである。
(つまり、可愛げのない男たち。あはは)
私も同じくらいの年齢という設定らしい。

で、なぜか、お店ではなく、空き地に着いて。
みんな、キャンプの道具?の手入れを始めるのである。
せっせと働き出す。
私だけが、ワケが分からず、ポカンとしている。

そのうち、一人が座って牛乳を飲み出す。(ビンに入った昔の牛乳)
で、私も飲もうと、紙のフタを開けるときに勢い余って、
メガネに牛乳がかかり、真っ白。前が見えない。
みんなが苦笑するのが聞こえる。
この際だから、笑いを取ろうと、
「わざとだよ、わざと。あははー」とおどける。
が、前にいる男が、ぼそっと言う。
「面白くねえよ」

その男は、音楽をやっているらしくて。
「オレは、今まで5枚CDを出したんだが、全然売れねえ・・・
アンタ、どう思うよ?」
みたいな感じで、絡んでくるのだった。
変な所へ来ちゃったなあと思いつつも、私は答える。
「う〜〜ん・・・
オレは一生懸命頑張ったけど、大した事はできなかったなあ、
けど、それでも面白い人生やったやん、て、死ぬ時に思えたら・・
それでいいんじゃないかなあ?」



その後は、覚えてない。
彼らの反応は、どうだったのだろうね?
なんか、自分自身に言い聞かせてたような気もします。
























by tobelune | 2016-05-13 11:41 | ゆめるね | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


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