絵本会議020

「くるくるです。クレヨンハウス絵本大賞、本日締め切りです!」
「くりゅくりゅです。はい、きょう必着ということなんで、昨日の夕方、
宅配で送りましたー! セーフや!」
「ぎりぎりやん。ヒヤヒヤしたワ」
「久々に睡眠を削って、頑張りました。いやあ、充実してたねー。
ええ夏を過ごせたワ。これで、ちゃんと完成さえしてたら、ねえ・・・」
「ん? どーゆーこと? 出来上がって応募したんやろ?」
「128ページの絵本の予定やっったんですが、時間無くて、
60ページまでしか描けへんかったんや。つまり、前半だけ」
「半分しか? ほんでも、出したって言うたやん」
「そう、応募しました。最後に「つづく」って書いてね。あはは」
「つづく?! そんなんアリか?」
「んー・・・つづくはダメとか書いてなかったけど?」
「うわ。チャレンジャーやな(笑)」
「どうしても見て欲しかったんやもん。心意気を買ってほしいワ」
「クレヨンハウスも、びっくりやな」
絵本会議020_b0246533_13183793.jpg
「これ? この子が主役? やけに小さい絵やねー」
「今は、これくらいでガマンして」
「これ、ボールペンで?」
「あ、それもね、時間無くて、鉛筆画にしました。ユニの3B」
「出ました。トクイの鉛筆」
「鉛筆が、やっぱ最速やから。シャカシャカッと」
「で、それをスキャンして」
「そう。InDesignで文字と合わせてレイアウトして、プリントしました」

「前半の60ページに関しては、どうなん? 完成度とか」
「完成度はね・・正直、よう分からん(笑)。
未完成やけど、可能性を感じられる!ってのを目指してたから」
「ほほう?」
「あのね、絵本大賞募集のチラシにこう書いてあるんです。
受賞後、編集部と協力の上、作品のブラッシュアップ、新しい制作に努めて
くださる方を求めていますと」
「うん、書いてありました」
「つまり、完成度は、それほど求めてないんとちゃうかな?
荒削りでいいから面白いのを持ってこいと、言うてる気がしてん」
「なるほど。そやから、可能性を感じさせることが大事やと」
「そう。コレ、うまくやれば化けるかもしれない、やってみたい!
そう思えるようなのが、一番やと」

「で、つづきは、どうするのん?」
「もちろん作るよ。なるべく早く完成させたいもんなあ」
「まだまだ夏は終わらない!」

つづく




















*


Commented by pommechan at 2016-08-31 22:28
まあ、いつの間に素晴らしいチャレンジしてらしたのね!!
Commented by tobelune at 2016-09-01 04:11
はい、チャレンジです。ダメで元々。
まだあと半分残っているので、誕生日までに完成出来たらいいなあと思います。
by tobelune | 2016-08-31 14:24 | えほん | Comments(2)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


by tobelune