2016年 08月 31日
絵本会議020
「くるくるです。クレヨンハウス絵本大賞、本日締め切りです!」
「くりゅくりゅです。はい、きょう必着ということなんで、昨日の夕方、
宅配で送りましたー! セーフや!」
「ぎりぎりやん。ヒヤヒヤしたワ」
「久々に睡眠を削って、頑張りました。いやあ、充実してたねー。
ええ夏を過ごせたワ。これで、ちゃんと完成さえしてたら、ねえ・・・」
「ん? どーゆーこと? 出来上がって応募したんやろ?」
「128ページの絵本の予定やっったんですが、時間無くて、
60ページまでしか描けへんかったんや。つまり、前半だけ」
「半分しか? ほんでも、出したって言うたやん」
「そう、応募しました。最後に「つづく」って書いてね。あはは」
「つづく?! そんなんアリか?」
「んー・・・つづくはダメとか書いてなかったけど?」
「うわ。チャレンジャーやな(笑)」
「どうしても見て欲しかったんやもん。心意気を買ってほしいワ」
「クレヨンハウスも、びっくりやな」
「これ? この子が主役? やけに小さい絵やねー」
「今は、これくらいでガマンして」
「これ、ボールペンで?」
「あ、それもね、時間無くて、鉛筆画にしました。ユニの3B」
「出ました。トクイの鉛筆」
「鉛筆が、やっぱ最速やから。シャカシャカッと」
「で、それをスキャンして」
「そう。InDesignで文字と合わせてレイアウトして、プリントしました」
「前半の60ページに関しては、どうなん? 完成度とか」
「完成度はね・・正直、よう分からん(笑)。
未完成やけど、可能性を感じられる!ってのを目指してたから」
「ほほう?」
「あのね、絵本大賞募集のチラシにこう書いてあるんです。
受賞後、編集部と協力の上、作品のブラッシュアップ、新しい制作に努めて
くださる方を求めていますと」
「うん、書いてありました」
「つまり、完成度は、それほど求めてないんとちゃうかな?
荒削りでいいから面白いのを持ってこいと、言うてる気がしてん」
「なるほど。そやから、可能性を感じさせることが大事やと」
「そう。コレ、うまくやれば化けるかもしれない、やってみたい!
そう思えるようなのが、一番やと」
「で、つづきは、どうするのん?」
「もちろん作るよ。なるべく早く完成させたいもんなあ」
「まだまだ夏は終わらない!」
つづく
*
by tobelune
| 2016-08-31 14:24
| えほん
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