ROCKY

「ロッキー」を見た事がなかった。
こんなに超有名な映画を、私は見ていなかったのだ。
コミックス「重版出来!」で、ロッキーが大好きという話が出て来て・・
急に見たくなった。

最初の1作目が作られたのは、もう40年も前だ。
当時、「ロッキー」は大ヒットとなり、テーマ曲がよくラジオから流れた。
「この曲を聴くと、走り出したくなるんだよ」
友達が言っていたのを覚えている。

無名のボクサーが成り上がっていく物語は、
無名のシルヴェスター・スタローン自身とも重なるという話。
そういうことを、どこかで聞いて、
もう分かったつもりになり、見なかったのだろう。
そのまま40年が流れた。

「ロッキー」DVD6枚セットを手に入れた。
この際、全作品を通して見てみたいと思ったのだ。
(シリーズが、6本も出ていたのも知らなかったけれど)



1作目「ロッキー」を見て、あれれ? と思う。
意外に地味で、全体に暗い感じが漂っている。ちょっと、がっかり。
期待しすぎたのかも知れない。
なんか、腑に落ちない。物足りない。
確かに、トレーニングのシーンは、かっこいいけど。
試合も迫力あるけど。
そこだけのような・・・。

不満を抱えながら、翌日、「ロッキー2」を見る。と・・・
あ、なんかすごい。パワーアップしてる。
面白い! 
そうか、分かったぞ。
これは、つまり、「ロッキー」と「ロッキー2」は、
前編と後編みたいなもので、両方見て初めて納得できる物語なのだ。
「2」の方では、すっかりロッキーの魅力にやられていた(笑)。
試合を見ながら、涙が出そうだった。

次の日、「ロッキー3」は、さらに面白い展開になっていて、
いやはや、驚いた。
これまでライバルだったアポロと、友情が芽生えるなんて。
「3」の明るいラストシーンが、すごく好きだ。
三部作として見れば、最高だなと思う。
なるほど、これが「ロッキー」の人気の秘密だったのか。
だが、あとまだ3本ある。
ここから、どうなっていくのだろう??

つづく




















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by tobelune | 2016-10-22 14:09 | 映画 | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


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