もう少しここに

「ブリキの音符」という絵本を手に入れました。絶版本です。
(片山令子・文  ささめやゆき・絵)

「これは絵や言葉でしか奏でられない音楽。
一人一人の心のなかにあるもの。遠くて近いその場所。」
江國香織さんは、こんな風に表現しておられました。

詩画集といっても良いのでしょうけど・・・
でも、やっぱり絵本なんだなあ。大人のための絵本。

ささめやさんの絵は、いい。メランコリックというのでしょうか。沈んだ美しさ。
そして片山さんの詩は、まっすぐ胸にしみてくる。
たとえば、こういうの。


思ってることを
ひとにつたえられるなんて
思っていない

ひとりひとりは
ひとつひとつの閉じた
ひふに包まれていて
ぼくのうけた傷には
ぼくの血があふれる
きみのじゃない


・・・で始まる詩「もう少しここに」。
少し、痛い。
少し、せつない。
でも、絵と一緒に味わうと、不思議にほっとする。
ひたっていたくなる。
うん。こういう絵本もありだなって思います。




















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by tobelune | 2017-03-11 16:11 | ぽえむ | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


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