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嵐の夜に

順序が逆になりましたが・・・
鎌倉行きの前夜、台風の夜の話を書きます。



17日の夜、台風18号は北の方へ進路が逸れた様子でした。
夜も更け、日付が変わっても風は無く、雨は普通のシトシト雨。
「なんだ、全然心配なかったな、ははは」
ところが、仕事を終えて帰る頃になって、事態は急変。
風がゴウッと吹いたかと思うと、雨がババババッと激しく地面を打ち始めました。
一瞬で、静から動へ。

暴風雨では傘はさせない。すぐ壊れるのがオチです。
ポンチョを持参したのでしたが、これも、バタバタ風に煽られるばかりです。
「だめだ、こりゃ」
かえって風に翻弄されるのです。
すぐに脱いで、何もなしで歩いて帰る事にしました。
どっぷり濡れる覚悟です。
「なぁに、夕立でぬれねずみになったコト、何度もあるし。
 大丈夫やろ・・」

午前1時50分、歩き始める。家まで40分の道のりです。
ところが、ちょうど暴風雨のピークだったようで。
半袖シャツとズボンの姿でも、風の抵抗で思うように歩けません。
完全に逆風です。
体を前に倒して、やっと進みます。(まるでマイケル・ジャクソン笑)

雨がビシバシ顔に当たります。
目も鼻も口からも雨が入って、息が出来ない・・・
下を向いて大きく口を開けて、やっと呼吸出来る。シャワーの中を歩いている感じ。
苦しい。
メガネは曇って見えない。
もう、目から流れるのは、雨なのか涙なのかも分からない。
「しまった・・・・・・街の中で遭難するかも・・・」

人なんて、誰もいません。台風を甘く見てしまった後悔。
風がうなります。
雨が銀の矢となって、身体中に突き刺さります。
だんだん頭がぼうっと、朦朧としてくる。やばい・・・



歩くことしか頭になかった。一歩、また一歩。



家が近くなった頃・・・
ようやく雨が止んで、風も大人しくなって。
「あと30分待って帰れば、どうってことなかったのか・・・」
ま、結果論ですよね。あの時点では、分からないもの。
濡れたシャツもズボンも、肌にぺったり、へばりついていました。

久々のコワイ体験でした。
そして、次の日が、晴天の鎌倉だったわけです。笑
生きててよかった。




















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by tobelune | 2017-09-20 15:18 | その他 | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話!


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