この世界の片隅に

アニメーション「この世界の片隅に」DVDを買いました。
原作者こうの史代さんは、マンガ「夕凪の街 桜の国」の頃から好きでした。
なのに、この作品をなかなか見る決心がつかなかった・・・
それはやはり、「戦争→悲惨→悲しい思いをする→落ち込む」みたいな連鎖を
想像してしまうからなのでした。
そういう人は、多いのではないでしょうか。


でも、見てみれば、全然違った。
むしろ、ほのぼのした気持ちになって見終えることが出来ました。
涙目になりましたけど、それは悲しいというよりも、
笑いながら、うるうるするという感じで。

もちろん、戦争中の広島や呉が舞台なので、せつない場面もあります。
けど、主人公すずさんの「のほほんとした性格」や、
ゆったりとしたしゃべり方がとても救いになっていて、癒される。
すずさんがお嫁に行った先での日々の暮しが、細やかに描かれていて、
夫、周作との愛の物語でもあります。
両の手で宙を指差しながら考える・・すずさんの仕草が印象的で、心をくすぐります。

コトリンゴさんの音楽も、とても心地よいです。


要するに、「食わず嫌い」でしたね。ははは。
今さらではございますが、おすすめです!

ちなみに、こうの史代さん、私と同じ9月28日生れです。うほほー。






















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by tobelune | 2017-11-17 15:29 | 映画 | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


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