良き日かな

午前0時に流星を見た14日の午後。
私は、必死で絵本のラフを仕上げていました。
毎度のことながら、時間ギリギリ。やっと完成させて家を出たのが、3時。
いつもの東京シティエアターミナルに着いたのが、約束の4時でした。
が、提出するためにコピーをしなければならず、
コンビニを探してコピーして・・・で、20分余りも遅れてしまいました。

「いつもバタバタで、すみませ〜ん」とオープンカフェに駆け込む。
ラフのコピーを渡して、えほん会議が始まりました。
作家のNさん、編集のUさん、お二人と共にじっくり絵を見ていく・・・

と、どうでしょう。
お二人が、ページをめくるたびに、クスクス笑うのです。
一場面、一場面に、いろんな細かいギャグを散りばめているのでしたが、
「そんなに? ほんとにそんな面白いの?」と不思議に思うほど、笑ってくれる。

U「面白いですねえ、これ。時間かけて、隅々まで見たくなりますね」
N「あまり、文章での説明は、いらないかも・・(笑)」
U「いやあ、これは絶対売れますよ。年明け早々に、出版社に声かけましょう」
K「本当ですか? やったー。ありがとうございます!」

U「次は、Nさん。これに文章を付けて来てください」
N「はい」
K「あ、このページの歌も作ってください」
U「私が、読み聞かせのとき、ウクレレ付きで歌いますから(笑)」
N「出版のお祝い会で、歌をやりましょう♪」

もう出版が決まったような勢いで、話が弾みます。
なんて幸せな、夢みたいな時間でした。
流れ星のおかげでしょうか?

U「晶太さんは、表紙を描いて来てください」
そうでした。まだ表紙は出来ていませんでした。
それに、各キャラクター(とにかく、やたらたくさん登場します)も、
まだこれから、煮詰めていかなくてはいけません。
やることは一杯あります。

と言いつつ、ニマニマが止まりません。
そして、この直後の句会でも、すごいことが起こるのですが・・

つづく




















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by tobelune | 2017-12-16 14:14 | えほん | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


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