センス オブ ワンダー

夜7時頃。先ほどまで断続的に降っていた雨が止んだ。
今だとばかりに、自転車で近くのスーパーマーケットまで飛ばす。
食料とワインなど買って、「さあ、帰ろう」と自動ドアを出て、驚いた。

外は、嵐だった。
ものすごい風と豪雨。おまけに、雷がビカビカ。
「いつの間に・・?」
私の自転車は、暴風でなぎ倒されていた。

レジ袋を両手に下げたまま、立ち尽くした。
スーパーの中に引き返して、安全に待つべきだったかも知れない(大半の客は中に居る)。
しかし、このまま見ていたかった。
「せっかくのチャンスだ。嵐のすごさ、雷の恐さを間近で見たい!」

屋根があり雨に晒されないギリギリの所で、立っていた。
波状の雨が横に流れて、駐車場のクルマの屋根を叩く。煙るような雨。
空は絶え間なく光り、まるで花火大会のようだ。なんだかワクワクする。血が騒ぐ。

グァラグァラドーーン!!!
雷鳴の凄まじさに、一瞬ビクッと身が縮んだ。
怖い・・・昔の人が、あれを「神鳴り」と呼んで畏怖したのも分かる気がした。
そして、私はついに見た。灰色の空を走った太い稲妻。
「これを見たかったんだ」
もう、荷物を置いて雨の中に飛び出したい! そんな衝動にかられる。笑

と、買い物にきていた家族連れの小さな女の子が、ちょこちょこ出て来て。
お母さんが声をかける。
「傘もささないで、どこ行くのよ?」
「ためしに雨にぬれてみたい〜」
「なんでわざわざ、ぬれることがあるのよ? だめだめ」

お母さん、大雨の体験も面白いんだよ? 
傘をさすと、かえって危険だし。雷さまがいるし、風もつよいからね。
ずぶぬれになってもいいじゃん? やらせてみなよ?
と思うのは、無責任でしょうか?



結局40分くらい、立ち尽くしていたようだ。
やがて雷も大人しくなって、雨も小降りになってきたので、自転車起こして帰って来た。
そのあと、NHKニュースを見ていたら、
「東久留米市では、71ミリの雨を観測しました」とのことだった。




















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Commented by pommechan at 2018-08-28 08:38
嵐とか雨って怖いのについ見ちゃう。
Commented by tobelune at 2018-08-28 11:42
あ、やっぱり? そうですよね?
子どもの頃の台風の夜が忘れられません。停電で、ローソクを灯した薄暗い中で、家族が集まっている特別な感じとか・・・風の音が怖くて、でもなんか興奮してて眠れなくて・・・不思議な面白さだったなー。
Commented by rikakokoro at 2018-08-29 13:09
小学生だった息子がシャンプー持って外に出て頭を洗ったことがあります。やってみたかったんだね…。
Commented by tobelune at 2018-08-29 14:26
あははは。どこかの国では、スコールのときに体を洗ったりするらしいですが・・・
豪雨でシャンプー? やるなあ、息子。
by tobelune | 2018-08-27 23:42 | ロマンやね | Comments(4)

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