ビスポーク

「IPPO イッポ」(えすとえむ)全5巻を読み返しました。
靴職人のお話です。
その中で、主人公歩(あゆむ)の祖父(イタリア人)が、
まだ見習いだった少年歩に想いを語る回想シーンがありました。


「スミズーラ イタリア語で「サイズに合わせる」オーダーメイドの意です
対してイギリスでは ビスポーク
be spoken(ビー スポークン)対話ですね
私はこの言葉が気に入りました

だから日本で店を開く時
私はあえて このビスポークという言葉を使いました
イタリア語のスミズーラに誇りを持っていますが
対話によって靴を作り上げることを店に来た人に知ってほしかった

靴を作る上で大切なのは
サイズやデザインだけではありません
対話によって相手を知らなくては」


「ビスポーク 対話」
絵本を作る時も、やはり対話が大切だと思っています。
作家さんとの対話。編集者さんとの対話。
自分自身との対話。
その中で「いい絵本とは何か?」を常に問い続けながら作る・・・
そういうもんだと思います。




















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by tobelune | 2019-05-20 13:17 | 言葉 | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話! とべるね画伯も活躍。


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