カテゴリ:ロマンやね( 70 )

センス オブ ワンダー

夜7時頃。先ほどまで断続的に降っていた雨が止んだ。
今だとばかりに、自転車で近くのスーパーマーケットまで飛ばす。
食料とワインなど買って、「さあ、帰ろう」と自動ドアを出て、驚いた。

外は、嵐だった。
ものすごい風と豪雨。おまけに、雷がビカビカ。
「いつの間に・・?」
私の自転車は、暴風でなぎ倒されていた。

レジ袋を両手に下げたまま、立ち尽くした。
スーパーの中に引き返して、安全に待つべきだったかも知れない(大半の客は中に居る)。
しかし、このまま見ていたかった。
「せっかくのチャンスだ。嵐のすごさ、雷の恐さを間近で見たい!」

屋根があり雨に晒されないギリギリの所で、立っていた。
波状の雨が横に流れて、駐車場のクルマの屋根を叩く。煙るような雨。
空は絶え間なく光り、まるで花火大会のようだ。なんだかワクワクする。血が騒ぐ。

グァラグァラドーーン!!!
雷鳴の凄まじさに、一瞬ビクッと身が縮んだ。
怖い・・・昔の人が、あれを「神鳴り」と呼んで畏怖したのも分かる気がした。
そして、私はついに見た。灰色の空を走った太い稲妻。
「これを見たかったんだ」
もう、荷物を置いて雨の中に飛び出したい! そんな衝動にかられる。笑

と、買い物にきていた家族連れの小さな女の子が、ちょこちょこ出て来て。
お母さんが声をかける。
「傘もささないで、どこ行くのよ?」
「ためしに雨にぬれてみたい〜」
「なんでわざわざ、ぬれることがあるのよ? だめだめ」

お母さん、大雨の体験も面白いんだよ? 
傘をさすと、かえって危険だし。雷さまがいるし、風もつよいからね。
ずぶぬれになってもいいじゃん? やらせてみなよ?
と思うのは、無責任でしょうか?



結局40分くらい、立ち尽くしていたようだ。
やがて雷も大人しくなって、雨も小降りになってきたので、自転車起こして帰って来た。
そのあと、NHKニュースを見ていたら、
「東久留米市では、71ミリの雨を観測しました」とのことだった。




















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by tobelune | 2018-08-27 23:42 | ロマンやね | Comments(4)

天の川から宇宙の話

つづきです。
実はもうひとつ、初めて見たものがあって・・・
「夏の大三角」のデネブがある、白鳥座ですね。
「北十字星」ノーザンクロスとも呼ばれる通り、十字架の形をしています。
これを、この夜、初めてしっかりと確認出来たわけです。
(双眼鏡では、一度に入りきらないほど大きい星座でした)

そして、その周辺が、「天の川」です。
よく知らなかったのですが、天の川は冬より夏の方がくっきり見えるんだって。
なぜなら・・いや、これは説明が長くなるので、こちらでどうぞ。

はい、そういうわけで、夏こそ天の川なんですね。笑
うんうん。本当に奇麗でした。
そして、この天の川に、地球も私たちも属しているワケなんですね。



137億年前、ビッグバンにより誕生したという、この宇宙。
初めは、水素やヘリウムしかなかったんだそうです。
それらの核融合から最初の星が生れ、炭素や酸素が出来て、鉄なども出来て。
やがて、その星が爆発し、いろんな元素を宇宙にばらまいて。

星のカケラが巡りめぐって、私たちの太陽が50億年ほど前に生まれたのだそうです。
そして46億年前に地球が生まれました。
地球もまた、星のカケラが巡りめぐって出来た星。
つまりは、みんなみんな、星のカケラから生まれてきたのですよね。
私たちの体も元は同じです。
元々は、星のカケラであり、宇宙であるのです。

こんな話、変ですか?

星を見ることは、自分がどこから来たのかを知る、旅のようなものかも知れません。
なんて、かっこ良すぎでしたかね。てへへ。
この夜、星たちに魅せられてしまった私は、とうとう、二つめの双眼鏡を手に入れることを
決意したのでありました。





















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by tobelune | 2018-05-24 00:30 | ロマンやね | Comments(0)

ガリレオ衛星

つづきです。
5月20日午前2時30分頃、私が生まれて初めて見たもの、それは・・


今、夜空で一番光る星、木星。
微かに黄色く見える木星を双眼鏡で見つめているうちに気がついたのです。
すぐそばに、小さな小さな光る点があることに。
針の先でつついたようなのが。
それも二つ!
ひとつは、木星とくっつくくらいに近く。
もうひとつは、見た目で3mmほど離れて。
(木星自体、見た目で2mmくらいの感じです)

そう、それは木星の周りを回る衛星なのでした。
木星の衛星は現在69個あるとされていますが、中でも代表的なのが、特に大きい
「ガリレオ衛星」と呼ばれる4つです。
あのガリレオが、1610年に発見したらしく、木星に近い順で、
イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストという名前がついています。

私が見たのは、イオとエウロパだったのかも。
なんだか感激です!
だって、ガリレオと同じ体験をしたわけですからね。
いやあ、すごいぞ。
エウロパには水があり、生物が存在する可能性もあるという話で。
ワクワクしません?

宇宙の神秘を感じることが出来たこの夜を、忘れることはないでしょう。


つづく



















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by tobelune | 2018-05-22 15:32 | ロマンやね | Comments(0)

So Many Stars

昨日は晴れて、一日中風が強く吹いていて、さわやかでした。
そんな日の夜は、星が奇麗です。
真夜中、2時30分、双眼鏡を手に川べりまで行きました。
こんな夜に外へ出ないんじゃ、星好きの名がすたるってもんですよ。笑



西に、ひときわ大きな星が、こわいくらいに輝いています。木星です。
南にはくっきり赤い星、火星です。
ぐっと見上げれば天頂にベガ、アルタイル、デネブ。夏の大三角。
「うわーー!」
双眼鏡で見ると、そこら中に星が散りばめられていて。思わず声が出る。
「天の川だ・・・」
生まれて初めて、こんなにたくさんの星を見ました。もうびっくり。
ああ、誰かに見せてあげたい。一人で見るのはもったいない。
でも、真夜中だし。笑



と、視野の中をチロンと星が流れた。
「あ」ーーー☆
双眼鏡のこんな狭い視野の中を星が流れるなんて、どんな確率だよ?



さて、もうひとつ、この夜初めて見たものがあるのですが・・・
それはまた、次回。

つづく





















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by tobelune | 2018-05-20 15:29 | ロマンやね | Comments(0)

Remember Me

少し前の話ですが、息子に「面白いよ」って勧められて、
ディズニーの映画「リメンバー・ミー」を見に行きました。
メキシコのギター大好き少年ミゲルが、ひょんなことから「死者の国」へ入ってしまい、
冒険の末に家族の絆を知るという物語。

メキシコでは、年に一度、死者が現世に戻れる「死者の日」というのがあって。
日本のお盆のような感覚ですね。
だけど、家族が自分の写真(遺影)を飾ってくれない人は現世に帰れない・・・
さらに、生きている家族に忘れられると、死者の国からも消えてしまうのです。
ちょっと悲しい設定ですが、分かる気もする。

それにしても、死者の国のカラフルさには目を見張ります。
そしてガイコツたちの陽気なこと! さすがはメキシコです。
たっぷり笑わせて、ドキドキもありで、最後にはホロリとさせてくれました。いい映画。
音楽の力で奇跡が起こる・・・



この作品のことを思い出したのは、先日、息子が母親の写真を欲しがったからです。
そうか。そういうことだ。「リメンバー・ミー」だったんだね。
息子よ、ありがとう。





















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by tobelune | 2018-05-17 14:06 | ロマンやね | Comments(0)

星空図鑑

昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。

(金子みすず「星とたんぽぽ」より抜粋)



最近のおすすめ本を紹介します!
「星空図鑑」永田美絵著・八板康麿写真 成美堂出版(1000円+税)です。

図版がわかりやすいです。
星空の写真の上に星座の絵を重ねて、これが何座と教えてくれる訳ですが・・・
多くの図鑑は、絵がくっきりと描かれていて、じゃまなのです。
絵が強すぎると、星の位置がよく分からない。
実際の空と比べて星座を探すということが困難になります。
その点、この本は絵がきわめて薄く描いてあり、星を見つけやすい。
親切な心遣いだと思います。


そして、なんといっても、文章がロマンにあふれています。
科学的な説明だけじゃなくて、壮大な物語をやさしく聞かせてくれます。
それもそのはず、著者は、プラネタリウムの解説員さんなのですから。

「まえがき」から少し引用します。

建物も書物も、形あるものは風化していきます。
私たちは、古(いにしえ)の人々が見ていた建物や書物と
同じものを見ることはできません。
ところが星は違います。
ひょっとしたら今、星を見あげた同じ場所で、
昔の人も同じように夜空を見あげていたかもしれません。
(中略)
夜空を見あげ、宇宙や星に想いを馳せること。
それは広い世界を知ろうとすると同時に、
自分を知ろうとすることではないでしょうか。



ロマンチックですねー。
表紙の写真も、すごい。星好きには分かる、冬の星のハイライトになっています。
オリオンの三ツ星、小三ツ星、冬の大三角、冬のダイアモンド、すばるも見えます。
うまく入れたもんだなあ! と感心しちゃいます。

絶対のおすすめです。しかもリーズナブル!
ぜひ、手に取ってみてくださいー。





















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by tobelune | 2018-03-24 08:15 | ロマンやね | Comments(0)

双眼鏡で星空を

子どもの頃、望遠鏡や双眼鏡に強い憧れを持ったりした記憶はありませんか?



ここ数年、ことさら星を見るのが好きになりました。
知れば知る程、奥が深い星の世界。
「もっとよく見たい。天体望遠鏡が欲しい」と思うのは、成り行きというもの。
ですが、専門的なモノとなると、これは高価です。
とても手が出せるものではありません・・・。

そこで、双眼鏡です。
これなら、お手軽。1万円くらいで十分良いモノが手に入ります。
私が最近購入したのが、これ。ビクセンの6×30です。
(ビクセンは、天文関係では有名な、信頼できる日本のメーカーさん)

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6×30とは、倍率が6倍で、口径が30mmという意味ですね。
初心者が星座を探したりするのには、この程度の倍率がちょうど良いようです。
10倍とかになると、手ブレがひどくなり、視野の中で星が揺れます。
三脚で固定すれば良いわけですが、それでは、
ヒョイと気軽に持ち出せる双眼鏡の良さがなくなってしまうよね。

口径が大きい程、つまりレンズが大きい程、明るく見える。
それは、当然の理屈です。より多く光が入ってくるのだから、良いに決まってる。
なので、ワンランク上の7×50にも憧れています。
ただ、そうなると、本体が重くなるのですね。約1kgだそうです。

6×30は、500gですから、2倍の重さ。PETボトル2本分かー・・・
どうなんだろな?
重くても、手ブレにつながりそうだし。疲れるし。
などと想像しながら、アレコレ迷うのも楽しみだったりします(笑)。

冬の夜、双眼鏡で星空を散歩してみませんか?




















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by tobelune | 2018-02-19 12:24 | ロマンやね | Comments(0)

星は すばる

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星の奇麗な夜でした。
10時頃、私は双眼鏡を持って、近くの川辺に行きました。
南中を過ぎ、西に傾いたオリオンの三ツ星に、ピントを合わせます。
くっきり見えたところで少し下に行くと、
縦にならんだ「小三ツ星」が、しっかり確認できました。
「よしよし」
満足して、次に「すばる」を探します。

先日もすばるを探したのですが、
「アレかな? でも、なんか違うような??」と、はっきり断定できずにいたのです。
今夜こそは見つけてみせる。

まずは、おうし座の赤い星アルデバランを見つけます。
そこから右上の方に、すばるがあるはず・・・と、見当をつけてみても、ないのです。
もしかして、西に傾いている場合は右下かも?
あちこち動かして見ているうちに、偶然、目に飛び込んできました。7つの星!
上の図のような、こんな大きさ、こんな角度でした。
「これだ、すばる! 間違いない! 意外と大きい!!」

ゾクゾクしました。
「これが、すばるか・・・」
確かに羽子板に見えます。羽子板星とは、よく言ったものです。
イタリアでも、「ラ ラケッタ(羽子板)」と呼ぶんだそうです。
一度見たら、忘れられない形。
一遍で、大好きになりました。
誰かに教えてあげたい衝動にかられます。

星は、すばる。




















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by tobelune | 2018-02-18 13:52 | ロマンやね | Comments(0)

KUBO 2

つづきです。

せっかく、はるばるアメリカから取り寄せたDVDが、再生不可能とのことで。
捨てるしかないのか? 
でも、このカバーの絵がいいから、取っておくべきか・・・
と、その時、ひらめいた。
「あ、もしかして、Macなら見られるかも?」

ダメで元々。やってみると、Macのプレーヤーアプリが、聞いてくる。
「リージョンコードが違っています。コードを変更しますか?」
お? さすがMacです。対応してくれるらしい。
アプリのリージョンコードを「2」から「1」に変えてみました。
そしたら、DVD再生が始まったのです。
やった!!


もちろん、輸入盤なので全編英語です。字幕なんてありません。
一生懸命にセリフを聞き取ろうとしますが、ほとんど分かりません。笑
大体の物語は、見ていれば分かる。
こういうやりとりなんだろうなと、想像もつきました。
が、一番肝心な部分が理解出来ない・・・
なぜ、少年クボは、ねらわれるのか?
なぜ、祖父と戦わねばならないのか?

ああ、言葉の壁だ〜。困ったね。
何回も見れば、聞き取れるようになるかな?

それでも、分からないなりに面白かったです。
怖くてドキドキしたり、笑えたり、じ〜〜んと来たり。
クボが弾く三味線の魔法で、色紙が形になって動き出すシーン。
なんとも日本的で、美しい! 見とれてしまいます。
ここだけでも見る価値があります。


これ、CGではなく、ストップモーションアニメなんです。
人形を少しずつ動かして、一コマ一コマ撮影して行くという、
気の遠くなるような作業で制作しているとかで。
しかし、そうは思えないくらいに、キャラクターが生きて動いている!!
表情も豊かで、ほんと、びっくりです。

つまり、三味線の魔法と同じことだよね?
このスタジオLAIKAの人たちは、「職人気質の魔法使い」なのだと思います。
機会があれば、ぜひご覧になってください。

それにしても、なぜ、少年の名がクボなのか?
それも、大いに謎めいていますねー。




















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by tobelune | 2018-01-24 15:30 | ロマンやね | Comments(0)

KUBO

待ちに待ったモノが届きました。

年末に、「KUBOクボ/二本の弦の秘密」というアニメ映画があることを知りまして。
私と同じ名前、クボという日本の少年が主人公だというのですから、興味津々。
ところが、映画館を調べてみますと、近場では上映されておらず、
やっている所も上映時間が深夜だったりして、なんだかマイナーな感じです。
宣伝も、あまりしていないのじゃないか?
(もっとみんなで盛り上げてくれよ)

見たい気持ちは募るばかり。
で、アメリカ直輸入盤のDVDを注文したのでした。
発注したのが、大晦日でした。
14日以内に届くという話でしたが、来ない・・・
毎日毎日ポストを覗くが、来ない。
どうなっているんだ?
思えば、DVDが送料込みで1400円余りなんて、安すぎる。だまされたかも?

と思っていた矢先、22日めにしてやっと届きました。
「よかった〜!」
さっそくワクワクしてDVDプレーヤーにセットする。と、どうでしょう。
「リージョンコードが違います。再生できません」
こんな警告が出て、見られないのでした。
な、なに〜〜!? リージョンコードて何んやねん??

なぜか、国や地域によってリージョンコードというのがあって、日本は「2」らしい。
それ意外の番号のDVDは、見られないとかで・・・
が〜〜〜ん!
じゃ、これはクズも同然なのか? 
待ちに待って、これかよ?

ああ、クボを見たいのに〜〜っ!

つづく




















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by tobelune | 2018-01-23 14:48 | ロマンやね | Comments(0)

 空好き、猫好き・・・絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話!


by tobelune