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「岳」

今、ハマっているマンガである。
北アルプスを舞台に、山岳救助を主体として山の素晴らしさを描いた作品。

去年、立山を旅した際、宿舎のロビーにこのマンガがあった。
その時は表紙だけ見て、
「へえ〜、山登りのマンガなんだ・・」と思っただけであった。
カッコいい主人公がストイックに山を登るような、
そういうマンガを想像していた。

先日、ブックオフで見つけて、
せっかく再会したのだからと、ちょっと立ち読みしてみた。
そしたら、想像と全然違っていた。
ものすごく能天気な「山バカ」の主人公なのである。笑ってしまう。
でも、その底抜けな明るさに救われる。
過酷な雪山で遭難した人に、彼は笑顔で「よく頑張った」と言い、
その言葉で人は救われるのだ。

主人公、島崎三歩のキャラクターに魅了され、
もうすぐ全18巻揃える勢いである。
上高地や穂高岳に会いに行きたくなるなあ・・・!





















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by tobelune | 2019-01-06 15:46 | ロマンやね | Comments(0)

サカサマのすばる

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1月3日午前2時すぎ。
風もなく穏やかに晴れた星空。
例の35倍望遠鏡を三脚に取り付けて、いつもの川辺に出た。

目指すは、すばる。
何度も見るうちに、サッと「あそこ!」と指させるくらいになった、すばる。
肉眼でも、ぼんやりとだが見える。
三脚を据える。
照準を定めてレンズを覗くと・・・

視野の円に目一杯大きく、すばるが入った。
こんなに大きいすばるは、初めてだ!
ケプラー式望遠鏡は、上下左右が逆さまの「倒立像」で見える。
(上は、そのイメージ画像)

「息をのむほど美しい」とは、これだ。
本当に、一人で見ているのが勿体無い。
誰かに教えたくて仕方ない。

そうだ。星の素晴らしさを絵本にしよう。
そう思った。
いつか、きっとね。








今夜は、しぶんぎ座流星群のピークです。












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by tobelune | 2019-01-03 18:21 | ロマンやね | Comments(0)

星降る夜

そうそう、うっかり書き忘れてました。ふたご座流星群のこと。
ご覧になりましたかー?


15日の午前2時半頃、夜空を見上げていました。
いつもの川辺です。
切れ切れの雲が少し浮かんでいましたが、概ね晴れです。
オリオンは南中を過ぎ、やや西に傾きかけていました。
「いつ見ても、オリオンはいいなあ。
 ダイアモンドは?
 シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバラン、リゲル・・・
 よしよし、ちゃんとくっきり揃ってる。綺麗〜!」

今宵は双眼鏡は持たず、肉眼で見るのみ。
寒いので、ダウンジャケットにニット帽、マフラーにレッグウォーマーとフル装備。
誰もいない夜に立ち尽くします。
「うん、すばるもあそこに、なんとなく見える気がする・・・」
と、静寂の中で、キラン⭐︎ と星が流れました。
アルデバランの左でした。
「まずは1個目、一瞬だったな。小さかった・・笑」

今度は、シリウスの横をキラン⭐︎
「2個目! 今のは明るい。いいぞ」

しばらくして、オリオンの右と左に、キラン⭐︎ キラン⭐︎
「3個、4個。おお、今夜はすごいかも?」

可笑しなもので、流れ星を見ると、もっともっと見たくなるんです。
次は、もっと明るいかも知れない。
もっと長く尾を引くかも知れない。
ドキドキが止まらない・・・


そうやって、なんと、45分間で9個の流れ星を見ました! 自己最高記録です。
5分に1個の割合ですね。(他にも数個、目の片隅を流れた気がしましたが、はっきり見ていないのは数に入れません)
もっと、ずっとずっと見ていたかったけど、だんだん体が冷えてきました。
「雲も出てきたし、帰ってお風呂に入ろっと・・」


実は、その30分ほど前に、とあるビルの屋上でも一つ、流れ星を見ていたのです。
なので合計で10個、見たことに。
こんなの初めてです。
これはもう、来年はいいことあるぞー!! わはは。



















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by tobelune | 2018-12-19 15:25 | ロマンやね | Comments(0)

35倍です!

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友人のiくんから、「10分で完成!組立天体望遠鏡」のことを教えてもらいました。
彼は中学の先生をしています。1年生にこの望遠鏡を作らせたところ、
スマホのカメラを当てて、月を撮影したりしていると・・・なるほど!
その手があったか!


早速、注文して取り寄せました。
15倍と35倍の2種類ありましたが、せっかくなので35倍にしました。
組み立てたのが、上の写真ですね。(もちろん、三脚は別です)
私は不器用なので10分で完成とは行かず、何度も説明を読み返しながら慎重に
作ったので、45分くらいかかったように思います。たはは。

で、ついに望遠鏡デビューしたわけです。
まず、上弦の月を見ました。地平線近い空に浮かんだオレンジがかった月でした。
ライフルの照準みたいなのを頼りに、月を視野に入るよう調整。
接眼レンズ部分をくるくる回してピントを合わせる。
と、見えました。なかなかに大きく見える! クレーターもわかる!!

オリオン座の三つ星の下、オリオン大星雲も見ました。
ぼうっとした光が広がる様子が見えました!
8倍の双眼鏡では、ここまで見えなかったので、感激です。
「スゲーな、組立望遠鏡!!」
子ども用の教材とはいえ、あなどれません。買ってよかった〜。笑


少なくとも、ガリレオが木星には4つの衛星があるのを発見した当時の望遠鏡より、
性能が上らしいです。(レンズを作る技術が格段に違うのでしょう)
こんな素晴らしいモノが、たったの2800円くらいなんだよ?!
ガリレオもびっくりだよ。

また、夜毎の楽しみが増えました。iくん、ありがとう。



















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by tobelune | 2018-12-17 12:24 | ロマンやね | Comments(0)

センス オブ ワンダー

夜7時頃。先ほどまで断続的に降っていた雨が止んだ。
今だとばかりに、自転車で近くのスーパーマーケットまで飛ばす。
食料とワインなど買って、「さあ、帰ろう」と自動ドアを出て、驚いた。

外は、嵐だった。
ものすごい風と豪雨。おまけに、雷がビカビカ。
「いつの間に・・?」
私の自転車は、暴風でなぎ倒されていた。

レジ袋を両手に下げたまま、立ち尽くした。
スーパーの中に引き返して、安全に待つべきだったかも知れない(大半の客は中に居る)。
しかし、このまま見ていたかった。
「せっかくのチャンスだ。嵐のすごさ、雷の恐さを間近で見たい!」

屋根があり雨に晒されないギリギリの所で、立っていた。
波状の雨が横に流れて、駐車場のクルマの屋根を叩く。煙るような雨。
空は絶え間なく光り、まるで花火大会のようだ。なんだかワクワクする。血が騒ぐ。

グァラグァラドーーン!!!
雷鳴の凄まじさに、一瞬ビクッと身が縮んだ。
怖い・・・昔の人が、あれを「神鳴り」と呼んで畏怖したのも分かる気がした。
そして、私はついに見た。灰色の空を走った太い稲妻。
「これを見たかったんだ」
もう、荷物を置いて雨の中に飛び出したい! そんな衝動にかられる。笑

と、買い物にきていた家族連れの小さな女の子が、ちょこちょこ出て来て。
お母さんが声をかける。
「傘もささないで、どこ行くのよ?」
「ためしに雨にぬれてみたい〜」
「なんでわざわざ、ぬれることがあるのよ? だめだめ」

お母さん、大雨の体験も面白いんだよ? 
傘をさすと、かえって危険だし。雷さまがいるし、風もつよいからね。
ずぶぬれになってもいいじゃん? やらせてみなよ?
と思うのは、無責任でしょうか?



結局40分くらい、立ち尽くしていたようだ。
やがて雷も大人しくなって、雨も小降りになってきたので、自転車起こして帰って来た。
そのあと、NHKニュースを見ていたら、
「東久留米市では、71ミリの雨を観測しました」とのことだった。




















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by tobelune | 2018-08-27 23:42 | ロマンやね | Comments(4)

天の川から宇宙の話

つづきです。
実はもうひとつ、初めて見たものがあって・・・
「夏の大三角」のデネブがある、白鳥座ですね。
「北十字星」ノーザンクロスとも呼ばれる通り、十字架の形をしています。
これを、この夜、初めてしっかりと確認出来たわけです。
(双眼鏡では、一度に入りきらないほど大きい星座でした)

そして、その周辺が、「天の川」です。
よく知らなかったのですが、天の川は冬より夏の方がくっきり見えるんだって。
なぜなら・・いや、これは説明が長くなるので、こちらでどうぞ。

はい、そういうわけで、夏こそ天の川なんですね。笑
うんうん。本当に奇麗でした。
そして、この天の川に、地球も私たちも属しているワケなんですね。



137億年前、ビッグバンにより誕生したという、この宇宙。
初めは、水素やヘリウムしかなかったんだそうです。
それらの核融合から最初の星が生れ、炭素や酸素が出来て、鉄なども出来て。
やがて、その星が爆発し、いろんな元素を宇宙にばらまいて。

星のカケラが巡りめぐって、私たちの太陽が50億年ほど前に生まれたのだそうです。
そして46億年前に地球が生まれました。
地球もまた、星のカケラが巡りめぐって出来た星。
つまりは、みんなみんな、星のカケラから生まれてきたのですよね。
私たちの体も元は同じです。
元々は、星のカケラであり、宇宙であるのです。

こんな話、変ですか?

星を見ることは、自分がどこから来たのかを知る、旅のようなものかも知れません。
なんて、かっこ良すぎでしたかね。てへへ。
この夜、星たちに魅せられてしまった私は、とうとう、二つめの双眼鏡を手に入れることを
決意したのでありました。





















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by tobelune | 2018-05-24 00:30 | ロマンやね | Comments(0)

ガリレオ衛星

つづきです。
5月20日午前2時30分頃、私が生まれて初めて見たもの、それは・・


今、夜空で一番光る星、木星。
微かに黄色く見える木星を双眼鏡で見つめているうちに気がついたのです。
すぐそばに、小さな小さな光る点があることに。
針の先でつついたようなのが。
それも二つ!
ひとつは、木星とくっつくくらいに近く。
もうひとつは、見た目で3mmほど離れて。
(木星自体、見た目で2mmくらいの感じです)

そう、それは木星の周りを回る衛星なのでした。
木星の衛星は現在69個あるとされていますが、中でも代表的なのが、特に大きい
「ガリレオ衛星」と呼ばれる4つです。
あのガリレオが、1610年に発見したらしく、木星に近い順で、
イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストという名前がついています。

私が見たのは、イオとエウロパだったのかも。
なんだか感激です!
だって、ガリレオと同じ体験をしたわけですからね。
いやあ、すごいぞ。
エウロパには水があり、生物が存在する可能性もあるという話で。
ワクワクしません?

宇宙の神秘を感じることが出来たこの夜を、忘れることはないでしょう。


つづく



















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by tobelune | 2018-05-22 15:32 | ロマンやね | Comments(0)

So Many Stars

昨日は晴れて、一日中風が強く吹いていて、さわやかでした。
そんな日の夜は、星が奇麗です。
真夜中、2時30分、双眼鏡を手に川べりまで行きました。
こんな夜に外へ出ないんじゃ、星好きの名がすたるってもんですよ。笑



西に、ひときわ大きな星が、こわいくらいに輝いています。木星です。
南にはくっきり赤い星、火星です。
ぐっと見上げれば天頂にベガ、アルタイル、デネブ。夏の大三角。
「うわーー!」
双眼鏡で見ると、そこら中に星が散りばめられていて。思わず声が出る。
「天の川だ・・・」
生まれて初めて、こんなにたくさんの星を見ました。もうびっくり。
ああ、誰かに見せてあげたい。一人で見るのはもったいない。
でも、真夜中だし。笑



と、視野の中をチロンと星が流れた。
「あ」ーーー☆
双眼鏡のこんな狭い視野の中を星が流れるなんて、どんな確率だよ?



さて、もうひとつ、この夜初めて見たものがあるのですが・・・
それはまた、次回。

つづく





















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by tobelune | 2018-05-20 15:29 | ロマンやね | Comments(0)

Remember Me

少し前の話ですが、息子に「面白いよ」って勧められて、
ディズニーの映画「リメンバー・ミー」を見に行きました。
メキシコのギター大好き少年ミゲルが、ひょんなことから「死者の国」へ入ってしまい、
冒険の末に家族の絆を知るという物語。

メキシコでは、年に一度、死者が現世に戻れる「死者の日」というのがあって。
日本のお盆のような感覚ですね。
だけど、家族が自分の写真(遺影)を飾ってくれない人は現世に帰れない・・・
さらに、生きている家族に忘れられると、死者の国からも消えてしまうのです。
ちょっと悲しい設定ですが、分かる気もする。

それにしても、死者の国のカラフルさには目を見張ります。
そしてガイコツたちの陽気なこと! さすがはメキシコです。
たっぷり笑わせて、ドキドキもありで、最後にはホロリとさせてくれました。いい映画。
音楽の力で奇跡が起こる・・・



この作品のことを思い出したのは、先日、息子が母親の写真を欲しがったからです。
そうか。そういうことだ。「リメンバー・ミー」だったんだね。
息子よ、ありがとう。





















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by tobelune | 2018-05-17 14:06 | ロマンやね | Comments(0)

星空図鑑

昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。

(金子みすず「星とたんぽぽ」より抜粋)



最近のおすすめ本を紹介します!
「星空図鑑」永田美絵著・八板康麿写真 成美堂出版(1000円+税)です。

図版がわかりやすいです。
星空の写真の上に星座の絵を重ねて、これが何座と教えてくれる訳ですが・・・
多くの図鑑は、絵がくっきりと描かれていて、じゃまなのです。
絵が強すぎると、星の位置がよく分からない。
実際の空と比べて星座を探すということが困難になります。
その点、この本は絵がきわめて薄く描いてあり、星を見つけやすい。
親切な心遣いだと思います。


そして、なんといっても、文章がロマンにあふれています。
科学的な説明だけじゃなくて、壮大な物語をやさしく聞かせてくれます。
それもそのはず、著者は、プラネタリウムの解説員さんなのですから。

「まえがき」から少し引用します。

建物も書物も、形あるものは風化していきます。
私たちは、古(いにしえ)の人々が見ていた建物や書物と
同じものを見ることはできません。
ところが星は違います。
ひょっとしたら今、星を見あげた同じ場所で、
昔の人も同じように夜空を見あげていたかもしれません。
(中略)
夜空を見あげ、宇宙や星に想いを馳せること。
それは広い世界を知ろうとすると同時に、
自分を知ろうとすることではないでしょうか。



ロマンチックですねー。
表紙の写真も、すごい。星好きには分かる、冬の星のハイライトになっています。
オリオンの三ツ星、小三ツ星、冬の大三角、冬のダイアモンド、すばるも見えます。
うまく入れたもんだなあ! と感心しちゃいます。

絶対のおすすめです。しかもリーズナブル!
ぜひ、手に取ってみてくださいー。





















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by tobelune | 2018-03-24 08:15 | ロマンやね | Comments(0)

 空好き、猫好き、星も好き。 絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話!


by tobelune