カテゴリ:俳句( 33 )

オリオンよ

夜も更けますと、オリオン座が昇る季節になりました。冬が近いですね。
昔、こんな句を作っておりました。


オリオン座 ぼくはここだよ ここにいる      晶太


何度か読み返しているうちに、一文字だけ変えた方が良くなると気づきました。


オリオンよ ぼくはここだよ ここにいる      笑太


どうでしょうか? 「座」を「よ」にしただけで、ずいぶん違うでしょう?
この句を詠んだのは、いつだったのか?
正確に知りたくて、昔のメモ帳を繰って・・・見つけ出しました。
ほぼ記憶通り、2005年の12月でした。

絵本塾に参加して頑張っていた頃です。
塾の二次会(飲み会)で句会的なことをやっていて、そこで披露した覚えがあります。
いつも夜空を見上げては、
「おーーい、ぼくはここで頑張っているよーー」
と、心の中で手を振っていた日々・・・思い出しました。

実に13年ぶりに推敲して、句が完成されたわけです。
よかったよかった。


















*

[PR]
by tobelune | 2018-11-09 08:01 | 俳句 | Comments(0)

句会のつづき

つづきです。
今回は、三句とも畳語が入っています。



 春を告ぐ星まだ遠く ルチラルチラ      笑太



うしかい座のアークトゥルス(麦星)を詠んだものです。
真夜中には、この星がスピカ(真珠星)とともに高く昇ってきます。
早い時間に見えるようになれば春が来るのですが、まだまだ遠いなあと。

星の瞬きをどう表現するか? これに悩みました。
キラキラチカチカでは、ありきたりなので、何か新しい畳語を作ろうと
ずっと考えていました。
ペカペカ? チロチロ?

ある日、駅前を歩いていたら、看板の文字が目に入りました。
「インド料理ルチラ」
ん? ルチラ? ・・・ルチラルチラ・・
あ、これかも?!
というわけで(笑)、句が完成したのでした。
何がヒントになるか分かりませんねー。

この句も、5点入れてもらえたので、満足です。
みなさんから「笑太さん、絶好調ですね」と言われちゃいました。

ちゃんちゃん♪





















*

[PR]
by tobelune | 2018-02-17 07:33 | 俳句 | Comments(0)

V2のつづき

b0246533_14305576.jpg




句会のつづきです。



 さりさりと軀(からだ)の中に冬が居る      笑太



この句は、「人」を頂きました。
天地人の中に、私のが2句も入るなんて・・・!

これ、実は句会の当日の朝、生まれた句なんです。
目覚ましが鳴って、手を伸ばして止めて、でも起きれなくて・・・
うとうと夢の中を彷徨っている間に、なぜか、ふうっと、降りて来た句でした。
不思議です。

ちょっと神がかっていますねー(笑)。

まだつづく




















*

[PR]
by tobelune | 2018-02-16 07:27 | 俳句 | Comments(0)

V2

お待たせしました。つづきです。

絵本会議のあと、句会に臨みました。
今回のお題は、「畳語を使って俳句を作る」です。(私の提案でした)
「畳語」とは、簡単にいえば、くりかえしの言葉です。
ワンワン、ニャーニャー、キラキラ、パラパラ・・・などなど。
これを俳句に織り込む。
さて、どんなユニークな畳語が出て来るか、楽しみにしておりました。



 力(りき)入れて ぐわんらがらがら 初詣      笑太



なんと、「天」に選ばれたのは、またしても私の句でした。信じられない。
忘年会につづき、奇跡のV2です!
周りもびっくり。本人もびっくり。笑

元旦に、近所の神社でお参りしたときの情景そのままです。
「今年こそは・・・!」の強い想いがあり、思い切り鈴を鳴らしました。ははは。
よくある光景ゆえに、共感を呼んだというところでしょうか。

つづく




















*

[PR]
by tobelune | 2018-02-15 14:17 | 俳句 | Comments(0)

子どもなりきり俳句

えほん会議の後、句会がありました。
いつもの中華のお店で、10名集まっての忘年句会です。
忘年句会は、普段とちがって、お遊び的な句会。
今年は、小さな子どもに戻って句を詠む、「子どもなりきり俳句」という趣向でした。

私は、「一番になる自信あり!」
とばかりに、早々に勝利宣言をしておりました(笑)。
なにしろ、普段から私の作る句は子どもっぽいのですから。
そのまんまでイケルやん。


ところが、いざフタを開けてみると、とんでもない。
他のみなさんの句も、それぞれに可愛らしく、笑えます。
あるいは、子どもならではのロマンがあります。なりきってます。
「これは、やばい。ピンチかも」
自信は、いっぺんに吹っ飛んでしまいました。

選句を終え、各自順番に選んだ句を発表して、点数を集計します。
結果、「天」に選ばれたのは・・・


 おほしさま おわらいのひとに なりたいの


私、笑太の句でした。ややや、なんと!?
私を除いた9人中、7人の方が取ってくださったというのですから、快挙です。
「可愛い女の子が目に浮かびます」
「おわらいのひとという言い方が、子どもの言葉そのもの」
などと、ほめちぎって頂きました。

一方、点を入れなかった人は、
「かわいいけど、季語がないので・・・」
とのこと。確かにそうでした。
でも、お遊びですし。どうぞ、笑って許してね。



絵本のことといい、なんか今日は良いことばかり。ビールが美味いよ。
やっぱりやっぱり、流れ星のご利益かも?


まだつづく



















*

[PR]
by tobelune | 2017-12-18 12:30 | 俳句 | Comments(2)

栗兄弟


  真ん中は きっとやさしい栗兄弟      笑太



10月の俳句です。UPするのを忘れておりました。
コロンと丸い栗は可愛いものですが、たまにペタンコの栗、ありますよね。
毬の中で、真ん中にはさまれていた栗です。
この子は、ただじっとガマンしていたのでしょうか?
もしかしたら、
左右の弟たちをやさしく見守るお兄さんだったかも知れない・・・
そういう句です。



















*

[PR]
by tobelune | 2017-11-13 09:58 | 俳句 | Comments(0)

億光年

光年を越えて恋する夏の星      笑太



句会に出しました、三つめの句です。
二月に、「ひとつだけ おしゃべりもいる冬の星」と詠み、好評でした。
ならば、夏の星も詠もうと。
恋する星は、七夕のことです。織姫さまと彦星さまですね。
これは、実際の星で言いますと、こと座のベガとわし座のアルタイルになります。
夏の大三角のふたつです。

で、ふたりは、年に一度しか逢えない遠距離恋愛なワケですが(笑)、
ふと、どのくらいの遠距離なのだろう? と思いまして・・・
調べたところ、ベガとアルタイルの間の距離は、16光年だというのですね。
光の速さで16年かかるんですよ?
それでも、年に一度逢うって・・・
つまりね、恋する力は、光より速いってことなのだ! ドン!



ところが、この句は点が入りませんでした。
「理屈っぽい」とのこと。
大先輩のYさんが、こんな風に添削してくださいました。

気持ちはよく分かるんですが・・「光年を」の「を」が良くない。説明的。
これを例えば、「億光年」とする。
実際は16光年でも、億くらい言っていいんです。

億光年 越えて恋する夏の星

ほ、ほんとだ。すごく良くなった! 
宇宙の広がりを感じられるような・・・
うわあ〜〜・・納得です。
ほんのちょっと変えただけで、こんなにも句のスケールが違ってくるんだね。
勉強になりますー。




















*

[PR]
by tobelune | 2017-08-20 16:02 | 俳句 | Comments(0)

時間旅

b0246533_14094689.jpg




古き地図古き夏あり時間旅      笑太



今回の兼題が「古」を詠み込むということで。
この句が、4人の方の支持を得て「地」に選ばれました。
「古地図を持って、何百年も前の歴史を辿る旅をしている」と解釈された方もあれば、
「自分が若い頃に行った旅の地図を見て、思い出にひたっている」という人も。
正解は、後者なのですが・・・
いろんな解釈ができるというのも、俳句の面白さですね。

「音楽は、タイムマシンである」と前に書いたことがありますが、
地図もまた優秀なタイムマシンだと、今回気づきました。
昔の山地図に歩いたルートが赤いラインで記されていたりすると、
もう、その場面が目に浮かんできます。
ここでおにぎりを頬張ったとか、ここには木いちごが咲いていたとか。
見晴らしが良くて、青空で、風が気持ちよく吹いていたとか。
一緒だったメンバーの笑顔、話し声まで聞こえるようです。

時間旅・・・
それは、楽しくもあり、せつなくもあり・・・
いつの間にか、涙を浮かべていたりもします。





















*

[PR]
by tobelune | 2017-08-15 15:00 | 俳句 | Comments(0)

ビンビン

b0246533_00302285.jpg




よく聞けば ビンビンゼミかも知れません      笑太



夏の句会がありました。
今回はわりと順調に句が作れて、前日には三句揃っておりました。
ところが当日、朝風呂に入っていましたら、近くでミンミンゼミが鳴き始めました。
じっと耳を澄ませているうちに、
「うん? ミンミンゼミと言うけど、この声は・・・ミンミンじゃないよな?
割れているぞ。・・・ヴィーーンヴィンヴィンかも・・・
ビンビンゼミじゃん?」
というわけで、この句が生れました(笑)。

とても気に入ったので、これを出す事に。(代わりに落とした句、ごめん)
あまり点は取れませんでしたが、笑ってもらえたので満足です。
これぞ、笑太にしか詠めない句だと言ってもらえました。あはは。

ミンミンゼミの声、よーーく聞いてみてくださいね。


つづく




















*

[PR]
by tobelune | 2017-08-13 00:50 | 俳句 | Comments(0)

初夏の俳句 3

三つめの句。
これが、まあ、一番好評を得た句でした。



六月の胡瓜のとげの若さかな      笑太



見て感じたまんまです・・・その素直さが良かったのでしょうか。
胡瓜のことしか言ってないのに、なぜか、若い人の感性を思ってしまうからでしょうか。





















*

[PR]
by tobelune | 2017-06-20 08:28 | 俳句 | Comments(0)

 空好き、猫好き・・・絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話!


by tobelune