カテゴリ:えほん( 204 )

いっぽいっぽ 5

1月に開かれるはずだった絵本会議が、大雪のため延期。
2月8日になりました。
東京シティエアターミナル、いつものオープンカフェで、いつもの3人が集まりました。

作家のNさんが、新たに、主人公の女の子の「一人称バージョン」で、
テキストを作ってくださいました。
私も、ある場面の絵を描き直していましたので、それを一緒にして
3人で読み合わせをしたのです。

Uさんが、一場面ずつ、ていねいに文章を推敲して行きます。
その辺は、さすがに名編集長としての長いキャリアを持つUさん。
実に適切なアドバイスで、テキパキと文章が磨かれて行く。すごいです。
Nさんも、ここは、こんな気持ちで書いているので、こうであってほしい・・・
と、控えめながらも意見を述べます。
私は、見守るばかり。

ずいぶんシンプルなテキストになりました。
その分、絵の中に書き文字で小さく、キャラクターのセリフを書き込むことに。
マンガ的な手法ですね。
ちょっと面白いのではないかな?
いろんな所で、コショコショと、つぶやきが聞こえてくるような絵本です。

次回までに、今度は実物大でラフを作りたいなと考えています。
また一歩、絵本に近づいてきましたよ〜♪



絵本会議のあと、みんなで句会へと向かいます。
これがまた、すごい展開が待っていました。乞うご期待。笑

つづく




















*

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by tobelune | 2018-02-11 08:08 | えほん | Comments(2)

良き日かな

午前0時に流星を見た14日の午後。
私は、必死で絵本のラフを仕上げていました。
毎度のことながら、時間ギリギリ。やっと完成させて家を出たのが、3時。
いつもの東京シティエアターミナルに着いたのが、約束の4時でした。
が、提出するためにコピーをしなければならず、
コンビニを探してコピーして・・・で、20分余りも遅れてしまいました。

「いつもバタバタで、すみませ〜ん」とオープンカフェに駆け込む。
ラフのコピーを渡して、えほん会議が始まりました。
作家のNさん、編集のUさん、お二人と共にじっくり絵を見ていく・・・

と、どうでしょう。
お二人が、ページをめくるたびに、クスクス笑うのです。
一場面、一場面に、いろんな細かいギャグを散りばめているのでしたが、
「そんなに? ほんとにそんな面白いの?」と不思議に思うほど、笑ってくれる。

U「面白いですねえ、これ。時間かけて、隅々まで見たくなりますね」
N「あまり、文章での説明は、いらないかも・・(笑)」
U「いやあ、これは絶対売れますよ。年明け早々に、出版社に声かけましょう」
K「本当ですか? やったー。ありがとうございます!」

U「次は、Nさん。これに文章を付けて来てください」
N「はい」
K「あ、このページの歌も作ってください」
U「私が、読み聞かせのとき、ウクレレ付きで歌いますから(笑)」
N「出版のお祝い会で、歌をやりましょう♪」

もう出版が決まったような勢いで、話が弾みます。
なんて幸せな、夢みたいな時間でした。
流れ星のおかげでしょうか?

U「晶太さんは、表紙を描いて来てください」
そうでした。まだ表紙は出来ていませんでした。
それに、各キャラクター(とにかく、やたらたくさん登場します)も、
まだこれから、煮詰めていかなくてはいけません。
やることは一杯あります。

と言いつつ、ニマニマが止まりません。
そして、この直後の句会でも、すごいことが起こるのですが・・

つづく




















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by tobelune | 2017-12-16 14:14 | えほん | Comments(0)

いっぽいっぽ 4

絵本ラフ3号を配り、読み合わせが始まりました。
笑ってもらえた場面もありましたが、半分くらいは直しが入りました。

「半分も直された〜、ひい〜・・」と受け取るか、
「半分は認めてもらえたぜ、やった〜!」と喜ぶべきか。
正直、どっちの気持ちもあります。

でも、今回はぐっと大きく前進したと思います。
一歩前進どころか、二十歩くらい!
お二人からの細かい指摘を、ラフに赤鉛筆で書き込みました。
「ここは、コマ割りでも良い。こういうの、子どもが喜ぶよ」
「ここは、驚いた表情に」
「ここはアップで」
「2〜3歳児くらいの無邪気さで、お願いします」



会議が一段落で安心したとたん、食欲が出てきました。
さっきまで、何んにも喉を通らない感じだったのに(笑)。
緊張してると食べれないもんだね。
「よーし、飲むぞ」
トンカツに、ビールをグイグイ。
「ハイボールと、海鮮サラダもください!」

お店の最後の客になるまで、飲みました。
UさんもNさんも、いつになく酔っておられたようです。
絵本が形になってきて、みんな嬉しかったんだと思います。
「良いモノを作れば、必ず売れます。それは証明されています。
 何度もブラッシュアップして、良いモノにしましょう」

軽い高揚感に酔いながら、駅で別れたのでした。





















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by tobelune | 2017-09-27 15:24 | えほん | Comments(0)

いっぽいっぽ 3

めずらしく朝7時に起きました。
麦茶を飲んで、早々に机に向かいました。
例の絵本のラフ3号を、夕方までに完成させなくては・・・
5時からえほん会議があるのです。
まったく、いつもギリギリです(苦笑)。


今回は、大きめに描いてみたいと、見開きでA4サイズにしました。
iTunesで音楽をかけながら、鉛筆を走らせます。
鎌倉で見て来た古民家をイメージしながら描いて行きます。
扉の絵・・・縁側につながる畳の部屋に、ちゃぶ台があって。
5歳くらいの女の子が、おやつに枝豆を食べています。
その向こうには、初夏の明るい庭が見えています。
ふと気づくと、縁側に小さな手紙が置いてあって・・・
物語は、ここから始まります。


32ページのラフを書き上げたのが、3時半でした。
「よし! ギリギリ間に合うぞ」
急いで着替えます。
「きょうは暑そうだし、白のサッカー生地のシャツかな」
電車を乗り継ぎ、飯田橋へ。
とあるお店の一室で、えほん会議です。

作家のNさんと編集のUさんが揃って、生ビールで乾杯。
しばらく歓談のあと、いよいよ、コピーして来た絵本ラフを配ります。
ドキドキの瞬間。
はたして、面白いと言ってもらえるのか???

読み合わせが始まります・・・


つづく



















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by tobelune | 2017-09-26 14:39 | えほん | Comments(0)

いっぽいっぽ 2

例のひみつの絵本のラフ2号が、やっと出来上がりました。
本当に小さな鉛筆描きのサムネールなんですが、悩んで長い期間かかりました。
1号と、ずいぶん展開が違ってきています。

が、読み直すたびに、
「ここは構図が平凡すぎて、つまらないか・・」
「このキャラは、もっと個性的にならないかな?」
「パースが、めちゃくちゃだよな・・」
などと、直したい所だらけで・・・とても人に見せられない感じです。

ああ、こんなんじゃ全然ダメだ。いくらラフでも、ひどすぎる。
「もう少し大きめサイズで、描き直してみよう!」
と自分を叱咤激励。
なかなかですねー。

でも、良い傾向は見られます。
何かといえば・・・ようやく「本気モード」に入った感があるのです。
まず、道を歩いていても、キャラが道ばたに見えてくるようになったコト。
小さなヤツが、草影で何かしている姿が浮かんでくるのですね。
見えてくれば、これは、しめたものです。
背景の資料にするため、草むらをカメラで撮ったりしています。

舞台となる「レトロな民家」も、やはり雑誌の写真などではどうにもならず、
実際に見学させていただける古民家を探して、取材の許可も得ました。
今度、行ってきます。
そのうち報告できると思いますので、お楽しみに。

というわけで、絵本は一歩一歩、ゆるりと進みます。

つづく





















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by tobelune | 2017-09-13 14:41 | えほん | Comments(0)

いっぽいっぽ

先日、飯田橋で「えほん会議」がありました。
新たに描いた柔らかいタッチの水彩画を、作家さんに見て頂きました。
「いいですね。これは? 紙の名前?」
「そうです。アルシュは、最高級の水彩紙です」
他の水彩紙にも描いてみましたが、
やはり、アルシュでないと出ない柔らかさがあるのです。

今までのマンガ的な絵から脱して、
ある程度リアルでありながら、絵本的な柔らかさのある絵・・・
とても気に入ってくださいました。
(例によって、ここではまだ載せられませんけど)

これでまた、一歩進みました。



昨日は、資料を求めて古本屋さん廻りをしました。
絵本の舞台になる家を、「レトロな雰囲気のある民家にしたい」
との作家さんのご希望がありまして。
民家の資料を探しているところです。

インテリアや雑貨の本というのは、わりとあるのですが、(もちろん、それも大事です)
家そのものの本は、カタイ建築雑誌しか見つからず・・・
田舎暮しの本とか、ありそうなんだけどな?
資料探しは、まだまだ続きます。

一歩一歩、絵本作りは進む・・・




















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by tobelune | 2017-07-18 07:18 | えほん | Comments(0)

画家の名前

書店で「猫の絵本」を探していて、たまたま見つけたのがコレです。
絵が、とにかく良い。
主役?のトラ猫のにくたらしいような、ふてぶてしいような、
気ままな表情が何とも言えず・・・
ま、まてよ? この絵、どこかで見たような? 誰だっけ?
作者紹介を見て、「ああ、そうか、なるほど」と合点が行きました。

ずっと前に、犬の絵本「それはすごいな りっぱだね」とか、
猫の絵本「なにたべてるの?」とか、見ていました。
好きな絵でしたが、画家さんの名前を覚えられず、そのままになってしまいました。

LINEのスタンプで、水彩画タッチのとぼけたクマのキャラクターを見つけ、
可愛いのでよく使っていますが、これも彼女の絵でした。
その画家さんは、高橋和枝さんです。

やっと、アタマの中でいろんな絵がひとつにつながりました。
そしてやっと、心に刻み込まれたお名前です。
のびのびした水彩画、実に心地よいです。
もう、忘れません。ははは。

デビュー作の「くまくまちゃん」もぜひ読みたくて、注文したばかりです。






















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by tobelune | 2017-07-16 18:48 | えほん | Comments(0)

ちょっとうれしい話

「絵本を三冊、サイン入りで送ってほしい」
富山にいる息子からLINEメッセージが届きました。

彼は、富山市の駅前のホテル内にあるイタリアンのお店に勤めています。
異動になってから三ヶ月ですので、もう慣れた頃でしょう。
で、お店の人が絵本を買いたいと言ってくれてるとのことで。

どういう経緯だか・・・
ま、父親の話をしているうちに絵本の話になったのでしょう。
ありがたいことです。
息子よ、ありがとう。父ちゃんは、うれしいぞ。

もちろん、すぐに「あたしのサンドイッチ」を用意し、サインを入れました。
オマケに、オリジナル絵はがきセットも付けました。
一冊ずつ封筒に包み、まとめてレターパックで郵送しました。
もう、きょうあたり、着く頃かも。

喜んで頂けますように。

そんな風に言ってくださるということは、お店の人に可愛がられているのかな・・
と想像しています。よかったやんなあ。
本当にありがたいことです。




















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by tobelune | 2017-07-12 14:19 | えほん | Comments(0)

ラフでフラフラ 2

ここは、東京シティエアターミナルの喫茶店です。
一時間前に描き上げた絵本ラフを、途中のコンビニでコピーして来ました。
作家さん、編集さんに配って、読み合わせが始まります。



作家のNさんが、文章を音読してくださいました。
ラフを追いながら、
「あ、ここはちょっとアレンジして、文章とはちがっています」
など、私が説明しました。
ざっと読んでもらうと、自分でも欠点が見えてきます。
「始めの展開がどうしても長くなって、肝心の部分がページ数が少ないんですよね?
もっと早く、この場面を出したいのですが・・」
どうしても、言い訳になりがちの私でした。

編集のUさん、腕組みをして目を伏せて、考え込んでいます。
ドキドキドキ・・・
ややあって、Uさん、ゆっくりと言い聞かせるように、
「もしも、長新太さんが絵本のラフを描くとしたらですね・・・
こういう場面があったら面白いな、という絵から、とにかく描くのですね。
ストーリーは意識しなくていい。こんなの楽しいな、こんなの笑えるな・・
そういうのを一杯描く。その中から選んで並べていくと、
自然に一冊にまとまるのです・・・そういうやり方をしてみてください」
「このラフだと、ストーリーを追っているだけです。
説明になってしまって、あんまり面白くない。ここと、ここの場面は良い。
ここも良いけど、あとはダメです」

予想はしていましたが、手厳しいです。

「どんな場面があると楽しいか、みんなで出し合いましょう」
と、三人でアイデアを話し合いました。
こういう会議は、やっていて面白い。話が弾みます。
一人では思いも寄らないアイデアが、次々に出されます。
「5歳のコだから、机もこんな高いのでなく、低い、お絵かきする感じの机で」
「みんな並んで、□□□してるのって、可愛いですよね?」
「こういう所に混じってたりする」「あ、なるほど!」
「もっとアップの絵がほしい」
「外へ出て行くのも、いいかも知れないなあ」

お二人さん、さすがです。ぐんぐん良くなる気がします。
コレが、絵本作りの醍醐味ってものですね。
余談ですが、キャラクターを粘土で立体化したモノを、お二人に差し上げました。
とても喜んでもらえて、さっそくケイタイで写真撮ったりして。
こっちもうれしくなりました。

絵本会議のあと、ひきつづき、句会の会場へと向かったのでした。





















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by tobelune | 2017-06-10 07:03 | えほん | Comments(0)

ラフでフラフラ

ふらふらとしながら、その喫茶店に着きました。
睡眠不足で、気分が優れないのでした。
「ああ、なんか気持ち悪い・・」と思いつつも、笑顔でお二人と会いました。



例の絵本の三者会議です。作家さんと編集さんと私。
今回、ざっとでいいから絵本ラフを作って来るという約束で。
登場キャラクターのデザインを、ああでもないこうでもないとやっているうちに
日が過ぎ去り、あっという間に当日が来ました。
午後4時に都心で待ち合わせです。
絵本一冊32ページ分のラフを、半日で描くはめになりました。
(ラフと言っても、小さなサムネールで良いのですが)
ラフがなければ、会議が何も進みません。責任重大です。

深夜にやっと寝付いたのでしたが、早朝に起き出し、取りかかりました。
びしばしっパンパンと顔をたたく。
お相撲さんが気合いを入れるときの、アレです。

作家さんから、およそのストーリーが届いていました。
場面割りまでされています。
BGMにネットラジオのジャズを流しながら、集中没頭。
A4の紙を8場面に分割して2枚の、小さな鉛筆描きのラフが出来ました。
時計を見るともう3時です。
あわてて着替えて、家を飛び出しました。ひげも剃らずに。
「こりゃ、30分くらい遅刻かも・・」
途中、ケイタイでメールを送りました。

ところが、運の良いことに。
電車を2回乗り換えるのですが、ことごとくタイミング良く、
今まさに出そうになっている電車に、スパスパッと乗れたのでした。
現地の駅に着いたのが、4時ぴったり。
なんとか、少しの遅れくらいですみました。よかった〜。

コーヒーや紅茶は胃の負担になりそうで、オレンジジュースを注文。
さっそく、絵本ラフのコピーをお二人に渡しました。
三人で、読み合わせが始まります。

つづく





















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by tobelune | 2017-06-09 12:35 | えほん | Comments(0)

 空好き、猫好き・・・絵本画家 久保晶太の日常と制作ウラ話!


by tobelune